手紙 ページ38
お風呂から上がり、イカパッドを取り出す
件名 無し
スカルくん、元気ですか。
いろいろと巻き込んでごめんね、でももう全部終わったから心配しないでね。悩みとか聞いてくれてありがとう。今度暇ならまた遊ぼうね
こんなものか、
誤字がないか見直し、送信する
まあ夜も遅いし、返信は明日とかかな
私はイカパッドを机に置くと、その隣にある封筒を手に取る
ビリビリと破き、中の手紙を取り出す
Aさんへ
ーー
「お疲れ様でーす！」
「お先失礼しまーす」
挨拶してからアオリちゃんと外へ出る
「いやあ、今日も仕事した！」
「そうでもないけどね」
アオリちゃんがスーパー寄ってこうよ！と言うので、仕方なくついて行く
「アオリちゃん、餅米忘れとるよ」
「あっ、いっけない！小豆だけじゃ意味ないもんね！」
せっせとおじいちゃん達へのお土産をカートに入れて、レジへ向かう
「それにしても、最近アタシ達おじいちゃんのとこよく行くよね〜」
「まああの2人が増えたかんね。ちょっと3号も気になるし」
「えー！ホタルちゃんああ言うのタイプなんだ！」
「そっちの意味ちゃうよ。Aちゃんとの話」
「あ〜」
納得、と言う表情で頷くアオリちゃん。あの後2人はどうなったんかな
「よし、アオリちゃんそっち持って」
「ホタルちゃん！こっちのが重い！」
「どっちも変わらんからそっち持って」
「絶対こっちのが重い！」
そう言いながらいそいそとスーパーから出て、おじいちゃんの家へ向かう
Aちゃんは大丈夫だったかね
朝見たときは平気そうだったけど、無理してんよね
勢いよくマンホールに飛び込むアオリちゃんに続いて、アタシもビニールを掴んだまま続く
ーー
私は、ねえさんを探すために、＿＿＿＿＿＿＿＿に行きます。ここからだとまだ電車が通ってないので、ハイカラシティまでは徒歩か車になりますね、私はねえさんを見つけたら、全て話すつもりです。
いつか会えたら、また会いましょう
PS.アーミーさんから聞きました、ヤツの記憶のこと。このことも含め、ねえさんを見つけたら伝えます。本当にありがとうございました。では、お元気で
手紙を読み終わると、私は少しの悔しさが残る
「……感謝したいのはこっちなのに………ごめん、ありがとう…」
しかしこの気持ちを伝えることはできない。彼女はきっともうハイカラシティにいない
はあ、とため息をついて手紙を引き出しにしまう
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あべさん(プロフ) - ありがとうございます(´；ω；｀)！ (2017年7月5日 20時) (
レス) id: f974a3e7c6 (このIDを非表示/違反報告)
おみ - 続編...！ありがとうございます！！(。´Д⊂) (2017年7月5日 18時) (レス) id: 9aaa9f3c1a (このIDを非表示/違反報告)
あべさん(プロフ) - わんはーとさん» ありがとうございます(´；ω；｀)あいかわらずの下手くそ文章ですが、どうか完結までお付き合いください…！ (2017年7月5日 0時) (レス) id: f0c55ba8ac (このIDを非表示/違反報告)
わんはーと(プロフ) - わーい！続編だー！楽しみしてました！！じっくり読ませていただきますね！(*^^*) (2017年7月5日 0時) (レス) id: 245da36182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あべさん | 作成日時：2017年7月4日 22時
