気晴らしでもしませんか 03 ページ32
「ま、負けた……ワガハイが……！」
「あはは、まあ初めてならしょうがないよ」
私もこのゲームのアーケード版は初プレイだということは伏せておこう
「つ、次こそは負けん……！いくらAといえど、今度こそ手加減はせんぞ！」
「じゃあ別のゲームやる？」
「当然だ！」
アーミーくんは今度はゾンビを打ち倒すゲームに向かって歩き出す
コインを入れるといかにもそれらしい雰囲気の廃屋の映像が流れ始める
『×××年、突如として現れた謎の団体により＿＿』
「あー、こういうのはゲームなら平気だけどやっぱ苦手かなー」
「Aは怖いものが苦手なのか、マニュアルに記しておかなければ…」
「ええ……」
記してどうするの、嫌がらせするの？
「始まったぞ、スコア対決だ！」
ーー
「……………何故だ！」
「いやゲームだからね」
いくら怖いのが苦手でも、所詮はゲーム。それもアーケード版となるとゾンビも大して怖くない
それに私だって腐ってもリッター使い。エイムの方はバッチリなのだ
「くっ………ワガハイの計画に狂いが…！」
「何を計画していたのかは知らないけど、ハンバーガー注文するあたりから狂ってると思うよ」
「仕方ない、このまま強引に進める！映画館へ行くぞ！A！」
「え、急に映画？」
私はズドドドと駆けるアーミーくんへ続き、エレベーターへ乗り込む私たち
「何階だ！？」
「ちょ、五階だね…」
速いって。エレベーターガタガタいってるし
「上映中の映画は……」
アーミーくんがイカパッドでホームページを調べているが、エレベーター内なので電波が悪い
「くっ、ワガハイとしたことが…！事前に調べておけばよかったものを…！」
「今日突然だったからしょうがないよ」
「しかし……」
情けない、と呟くアーミーくん。何をそんなに焦っているのだろう
「大丈夫だよ、アーミーくん。アーミーくんが今何考えてるのかわからないけど、今日は楽しもうよ。私、今日はとことん付き合うつもりだよ」
そういって笑うと、アーミーくんはポカンとした表情を浮かべる
「クク、そうか、そうだな………やはり…」
「ん？」
「いや、なんでもない。それより着いたぞ」
「あ、行こっか」
アーミーくんが希望はあるか？と聞いてきたので私は特にないと答える。すると任せろ！といってカウンターへ走っていった
近くにあるソファに座り、上映中の映画のパンフレットを手に取る
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あべさん(プロフ) - ありがとうございます(´；ω；｀)！ (2017年7月5日 20時) (
レス) id: f974a3e7c6 (このIDを非表示/違反報告)
おみ - 続編...！ありがとうございます！！(。´Д⊂) (2017年7月5日 18時) (レス) id: 9aaa9f3c1a (このIDを非表示/違反報告)
あべさん(プロフ) - わんはーとさん» ありがとうございます(´；ω；｀)あいかわらずの下手くそ文章ですが、どうか完結までお付き合いください…！ (2017年7月5日 0時) (レス) id: f0c55ba8ac (このIDを非表示/違反報告)
わんはーと(プロフ) - わーい！続編だー！楽しみしてました！！じっくり読ませていただきますね！(*^^*) (2017年7月5日 0時) (レス) id: 245da36182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あべさん | 作成日時：2017年7月4日 22時
