夢か現か 03 ページ27
ガチャリ、と静かに扉を開き、部屋を覗く
「…………Aか？」
「あ、うん、ライダーくん起きたんだ」
目が覚めていたとは知らず、少し焦る
「……髪切ったのか？」
「え、ああ、さっきアオリちゃんが切ってくれて………変かな？」
「……いいんじゃねえか、似合うぞ」
「っ、ありがと…」
何をしているのだ、私は
その返答に、顔が熱くなる
「……………お前…」
「！何？」
「いや、なんでもねえ……それより、熱はもう下がったのか？」
「熱？熱なんてあったの？私」
「ああ、昨日お前気絶しただろ。結構高熱だったぞ。俺も同じくらいの出したけどな」
「え、嘘。ごめん、無理させたね」
「あ？気にしてねえよ。まずお前が声もかけずにハイカラシティ行くなんて、なんか理由があったんだろ？」
あ、そっか………スカルくん大丈夫かな
「…………あ、ライダーくんじゃん」
「………あ？俺だろ」
「いや違う、ハイカラシティ行った理由」
全部話したら、もうなんかライダーくんは頭抱えてどんよりし始めた
「お前、おま、お前、マジかよ……」
「だってー、いろいろさ、誰かに話したかったんだよ」
「名前だしてねえだろうな…」
「出してない出してない」
「つーかそもそもまた俺のせいかよ……」
「いやあれは完全に私のせい。本当に馬鹿なことした。ごめん、あと改めてありがとう」
「チッ、自分で原因作っといて守ってやるとか何様だよ、俺は」
「…っ、だから………」
「ハッ」
「あ、わざとだ。狙った」
「まあいい、お前、こっち来い」
ポンポンとベットの隣を叩くライダーくん。なんだろうと思い、座るとグイッと押される。うわ、ちょ
「相変わらず警戒心ねえな。そんなんじゃ危ねえって……………」
セリフが途中で止まり、ハッとした表情を浮かべるライダーくん
「………っ」
「………………」
なぜなのかは理解してる。私の顔が今までで一番と言っていいほど真っ赤に染まっているからだ
「お前………」
「っ、なんも言わないで………ください…」
なぜか敬語になり、右手で顔を隠す私
「…………やっと意識したか、アホ」
期待していいって事だな、なんて言われたから、私は咄嗟に期待しない方が……なんて答えてしまう
「あ、なんでだよ」
「いや、うん…………うん！」
「あ？」
恥ずかしいんだよ、どけよこいつ
暫くニヤニヤと笑うライダーくんから目をそらすので必死だった
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あべさん(プロフ) - ありがとうございます(´；ω；｀)！ (2017年7月5日 20時) (
レス) id: f974a3e7c6 (このIDを非表示/違反報告)
おみ - 続編...！ありがとうございます！！(。´Д⊂) (2017年7月5日 18時) (レス) id: 9aaa9f3c1a (このIDを非表示/違反報告)
あべさん(プロフ) - わんはーとさん» ありがとうございます(´；ω；｀)あいかわらずの下手くそ文章ですが、どうか完結までお付き合いください…！ (2017年7月5日 0時) (レス) id: f0c55ba8ac (このIDを非表示/違反報告)
わんはーと(プロフ) - わーい！続編だー！楽しみしてました！！じっくり読ませていただきますね！(*^^*) (2017年7月5日 0時) (レス) id: 245da36182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あべさん | 作成日時：2017年7月4日 22時
