空白 11 ページ14
「連絡は終わったか」
「はい、では裏口へ向かう前に、このアプリを入れてもらいます。この建物内は特殊な電波が張られてて、このアプリがないと連絡ができません。メールも電話もできるので、QRコードから読み取ってください」
そういうとあめだまは自身のイカパッドの画面をこちらへ向ける
ライダーとアプリを入れ、Aの連絡先も追加すると、頭に何かがポツリと落ちてきた
「………雨か」
「さあ、早くこっちへ」
あめだまはワガハイらを裏口らしき場所へ案内した後、扉の鍵を開けた
「地図を渡しておきます。Aさんはここです。防犯カメラの位置も全て描いてあるので………ですが、Aさんの部屋には死角がない。連れ出す時は必ず見つかってしまう。Aさんを保護した後は躊躇しないでください」
「分かった、いろいろと感謝する。気をつけろ」
「ええ、絶対にAさんを助けてください」
そういって、あめだまは来た道を戻っていった
「ライダー、グレネードの使い方は忘れていないな？」
「ああ。早くいけ」
ーー
「！」
『すぐに行く。ドアの前で待ってろ』
アーミーくんからだ。アプリを入れることができたらしい。
ということは、もうきっと建物の中だ
ああ、本当に私は情けない。こんなときに何もできず、ただ助けを待つだけだなんて
すると、部屋のドアが急に開かれた
ーー
「……」
「…」
アーミーとアイコンタクトを取り、角の反対側にいるであろう見張りの男をどうするか考える
カメラに映らないルートを通るには、ここは絶対だ。ならば眠ってもらうしかない
アーミーがハンカチを口に当て、なるべく息を吸わぬようにして催眠スプレーを角の後ろの男にかけた
「なっ、えっ？」
状況も理解できぬまま夢の中へ沈んだ男の口をガムテープで止め、ロープの切れ端で手足を縛ったら逃げる際に邪魔にならぬよう端に退けて廊下を進む
「………この先をまっすぐ行って3つ目の扉にAが居る。お前は名前を頼む。ワガハイは来る敵をどうにかする」
「……行くぞ…！」
廊下を早歩きに進み、扉を開くと、そこは真っ暗だった
「A！」
『ああ、やっと来たのか？ずいぶん遅かったね』
ブォン、とモニターに明かりがつき、拘束されたAと、傷だらけのあめだまの姿が映る
『ごめ、なさ……ばれちゃいま、した…』
ゲホッ、と咳き込みながら、途切れ途切れに呟くあめだま
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あべさん(プロフ) - ありがとうございます(´；ω；｀)！ (2017年7月5日 20時) (
レス) id: f974a3e7c6 (このIDを非表示/違反報告)
おみ - 続編...！ありがとうございます！！(。´Д⊂) (2017年7月5日 18時) (レス) id: 9aaa9f3c1a (このIDを非表示/違反報告)
あべさん(プロフ) - わんはーとさん» ありがとうございます(´；ω；｀)あいかわらずの下手くそ文章ですが、どうか完結までお付き合いください…！ (2017年7月5日 0時) (レス) id: f0c55ba8ac (このIDを非表示/違反報告)
わんはーと(プロフ) - わーい！続編だー！楽しみしてました！！じっくり読ませていただきますね！(*^^*) (2017年7月5日 0時) (レス) id: 245da36182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あべさん | 作成日時：2017年7月4日 22時
