空白 08 ページ11
文章を今一度見返すが、少し違和感を感じてあめだまちゃんあてに文字を打ち込む。なるべくもぞもぞしないようにしているので時間がかかってしまう
『ちょっとまって、逃げてくださいって事はあめだまちゃんは一緒に逃げないの？』
すると返信はすぐに来た
『私は、やることがあるんです』
やること…？
待たずして返信がもう一件入った
『私の姉、''わたあめ''の為に、なんとしてでも奴に復讐しなくてはいけない』
ーー
私たち姉妹は、家族との関係も良好、特に生活に困ることもなく、かなり幸せな家庭で育った
姉のわたあめとは近所でも仲良し姉妹として知られており、しかも姉はS+の最高峰、''Wチーム''所属であると言うのに、驕らず、明るく、容姿端麗で、いつも私の憧れだった
しかし、いつからか、姉はバトルへ行く際、憂鬱な表情を見せるようになった
『………はあ』
『ねえさん？時間大丈夫？』
『え？うわ、うっそ、もう30分しかない！ありがとあめ、行って来ます！』
家族は私を''あめ''と呼ぶ。家庭内でのあだ名のようなものだ
最近のねえさんは少しおかしい。バトルのある日はいつもぼーっと外を眺めるばかりだ
『………ねえさん。なにか悩みがあるなら言ってよ。私、できる限りのことならするよ？』
思い切って、私はそう言いだした。すると、ねえさんはポロポロと涙をこぼしながら、私に全てを明かした
''チーム''の勝利が積み重なりすぎて、足を引っ張ってはいけないというプレッシャーがかかり、逆に調子が出せずに不安だと言うこと、
そして、他のチームから何故かねえさんだけが笑われたり、よく狙われたりすると言うこと
『でも、でもさ……、チームを辞めたくはないんだ……。Aちゃんは、他のチームで馴染めなかった私を、チームに入れてくれたし………、なにより、ラスが…』
そう、ねえさんは、''ラス''というチームメイトに恋心を抱いていたのだ
『ラスがね、いつも励ましてくれるんだ……ミスしても、気にしなくていいよとか………そんな時もある、とか……』
ラスさんの話をするねえさんは、いつもより少しテンションが高くなる。
『でも…………やっぱり足手まといになるのは嫌だなあ…』
仕方ないか、と何かを諦めたように呟くねえさん。その先に来る言葉を聞きたくなくて、私は咄嗟にこう言った
『じ、じゃあ！私がねえさんを特訓してあげる！』
『…えっ？』
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あべさん(プロフ) - ありがとうございます(´；ω；｀)！ (2017年7月5日 20時) (
レス) id: f974a3e7c6 (このIDを非表示/違反報告)
おみ - 続編...！ありがとうございます！！(。´Д⊂) (2017年7月5日 18時) (レス) id: 9aaa9f3c1a (このIDを非表示/違反報告)
あべさん(プロフ) - わんはーとさん» ありがとうございます(´；ω；｀)あいかわらずの下手くそ文章ですが、どうか完結までお付き合いください…！ (2017年7月5日 0時) (レス) id: f0c55ba8ac (このIDを非表示/違反報告)
わんはーと(プロフ) - わーい！続編だー！楽しみしてました！！じっくり読ませていただきますね！(*^^*) (2017年7月5日 0時) (レス) id: 245da36182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あべさん | 作成日時：2017年7月4日 22時
