元ヤンさんは、モブになりたい。 ３冊目

１１７ ページ17

だぁぁぁ疲れた…………








テンションどころか精神力までもダダ下がりのモブ都賀A17歳でございまふ←







あれから、本当に太宰君とも中原君とも話せてない。それに今は、川奈さんと山田君の立場も危うい状況。









マジでああいう女は、七瀬をいじめた奴らと似てて反吐が出る…………









女子『ねぇ、あんた都賀さんだよね？』









やっぱ来たか、しかも集団で。









面白いね、集団じゃなきゃ勝てないの？









自分の口角が上がったのが自分でも分かる。
もうこれで、終わりにしよう。









貴女『あのさ、私のことは何言っても構わないよ。ただ山田君と川奈さんのこと悪く言うのはやめてくれないかな？』


女子『はぁ？元はと言えばあんたが調子に乗ってんのが悪いんでしょ』


貴女『人のせいにしないと生きていけないの？だから２人に振り向いてもらえないんじゃないの？くっだらな』


女子『ッ……ふざけんな！！』









ガンッ！！









貴女『………………』


女子『同じクラスだからって調子に乗んなよ！！』


女子『２人だけじゃなくて、志賀君にまで手出してさ！！』







バシャッ！！




うわぁ……水かけられたんだけど。つめた……









痛いし、疲れる…………




でも傷つけるのはモブのすることじゃないから、やられっぱなしになってあげる。









ねぇ七瀬、周りは私を受け入れてないんだけど。









またいつか会えたら









七瀬の話だけを聞かせてよ。

１１８→←１１６ 太宰side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す