元ヤンさんは、モブになりたい。 ２冊目

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貴女『だぁぁ…………今日は散々だったぞ……』





だって町田さん見た瞬間あいつのことを───
馬鹿みたいじゃんか。




ドンッ！




貴女『あ、すみませ……』


中也『おい』


貴女『ひぃぃ！！すみません！命だけは……』←


中也『何言ってんだ。別に怒ってねぇよ。それよりちょっとついてこい』





えぇぇ知らない人にはついていくなって、小さい頃に教わったけど←知ってる人だわ




あ、そっか。まぁついていくとしますか。









貴女『…………？？』




なななななななな、なぜ屋上────！！？





中也『おいA…………いや、都賀A』


貴女『は、はい……？』


中也『お前、中学時代の時に無口のヤンキーって言われてた金髪のヤンキーだろ』


貴女『………………』






へぇ、ここでバレちゃうんだ。
しかし私はモブ！なめんなよ！←




貴女『か、勘違いじゃないですか……？ほら！中原君は転入生ですし、都賀って名字だって、いないわけではないし……』


中也『………………』


貴女『きっと同姓同名の方ですよ！』


中也『…………とぼけんな、正直に言え』








ひぇぇぇぇ！！こっわぁぁぁ！！
イケメンの絶対零度の視線怖ァァァァ！！←




中原中也推し今すぐ来て…………このポジション
誰か変わってぇぇぇぇ！！！







貴女『ほ、ほんとに勘違いじゃないんです？』


中也『目が泳いでんぞ』


貴女『ほ、ほんとに知らないですって。多分同姓同名の方ですよ』


中也『そんな偶然あるわけねぇだろ』






やっばいなぁ…………なんとかせねば……






貴女『だから……』






グイッ！

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