元ヤンさんは、モブになりたい。

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『では、３年生から教室に戻ってください』




や、やや、やっとおわったぁぁぁ！！





はぁ……全く、自分の精神力を褒めたいよ←





もうあんな夢に取り憑かれてたまるか！
モブでも落ち込むことはあるさ！！





そうそう！そうやってまた立て直せばいいんだよ。






貴女『はぁ………………』





グラッ




あ、あれ？前が見えない…………
え？なんか、体傾いてる……？







バタンッ





────────────────────

川奈『つ、都賀さん！？』


女子『え？何？！貧血？』


委員長『都賀さんが……』









周りは狼狽えていたが、真っ先に都賀の元に駆け寄ったのは太宰と中也だった。





中也『太宰……！』


太宰『中也はこの後係の仕事があるだろう？私が連れていくよ』


中也『…………わかった』


担任『だ、大丈夫ですか？！』


太宰『先生、都賀さんを保健室まで運ぶので、次の授業は遅れるかもしれません』


担任『わ、わかりました！私の方から連絡を入れておきます』







太宰は都賀の背と膝裏に手を入れて立ち上がる。




あの太宰に横抱きをされたAを見た女子からは小さく声が上がる。






だが太宰は、そんなことお構い無しに保健室へと歩を進めた。

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