元ヤンさんは、モブになりたい。

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そしてサバゲーが終わったあと、ちょうどよくチャイムが鳴ったので、私は川奈さんに事情を話して先に帰ってきた。





ここで私の家の事情分かりますよ。






ガチャッ




貴女『ただいま』


叔母『あぁAちゃん！おかえり』


ラン『お姉ちゃんお帰り！！』


叔母『学園祭は楽しかった？』


貴女『はい！』


叔母『良かったぁ〜あ、そうだ。塾の先生からお電話が来てたわ』


貴女『あ、はい！分かりました！』









この一部始終で分かったでしょ？









実は私の両親、どちらも仕事で忙しくて海外にいるので、





私の母の妹さん。つまり従姉妹の家にあたるこの家にお世話になってます。





ランは私の従姉妹だけど、妹のように接してる。





両親がいなくて悲しいとかじゃなくて、私は元ヤンだから、なんとか気をつけて生活をしなくてはいけない。





きっと今日の顔が真っ青だって言われたのは、精神力の事だろう。
気をつけねば…………






叔母『Aちゃん大丈夫？顔真っ青よ？』


貴女『あ、大丈夫です！』









モブである以上、こんなとこで屈してるわけにはいきません！！

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