私は羅生門

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芥川side






僕は今、困っている。






貴女『ねーねー芥川ー、なにかしてよ〜私凄い暇なんだけど？』


芥川『離れろ、羅生門』


貴女『なんで？』


芥川『書類整理に集中出来ぬ』


貴女『そんなの私があとでパパパーってやってあげるからさー』


芥川『遠慮しておく。先刻のようにお前が急に苛立ちを募らせ書類が切り刻まれては元も子もない』


貴女『だって見るのは首領でしょ？』


芥川『首領はお前のことをまだ知らぬ。他のマフィアもそうだ。太宰さんもだ。故にお前に任せられぬ』


貴女『ちぇっ…………』









此奴の自由奔放すぎるのも、どうにかしてもらいたい。









貴女『あ、そういえば昨日ね！三次元に行って文ストの映画を見てきたの！芥川凄くカッコよく映ってたよ！』


芥川『道理で昨日いなかったのか……』


貴女『見て！パンフレット買ったの！あ、でもネタバレする趣味はないから見せてあげなーい』


芥川『誰も頼んでおらぬ』









誰でもいい。僕は困っている。

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