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ガチャッ
芥川『………………』
さすがにお2人はいないか。
今日は行けぬと事前に伝えた故。
〜♪♪
たった1日弾かぬだけでも、ここまで
違和感があるとはな。
ガチャッ
芥川『!?』
貴女『今の、芥川君が弾いてたの?』
芥川『え、あ、いえその……』
貴女『凄い!芥川君そんな特技があったのね』
芥川『…………?』
貴女『毎晩ここで弾いているのは、芥川君
だったのね?そんなに綺麗な音が出せるなんて
素敵じゃない』
芥川『あ、ありがとうございます……』
貴女『誰かに聞かせてるの?』
芥川『安吾さんと織田作さんがほぼ毎日
来てくださいます』
貴女『そうなんだ。あの、よければさ、
私にも聞かせてくれないかな?』
芥川『あ、だ…………大歓迎です……』
貴女『ふふっ。ありがとう』
こんな僕がピアノを弾くのを
認めてくださるのは
安吾さんと織田作さんだけでは
なかったのかもしれない。
貴女『あ、これ聞いたことある!』
Aさんは意外にも名曲に詳しく、
ピアノを弾く合間に好きな名曲について
語り合ったりもする。
楽しい時間と安らぎが、1つ増えた気がした。
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作者名:AiRA | 作成日時:2018年1月18日 21時