検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,440 hit

third ページ3

芥川『……仕事では……』


中也『あ?保護者には早退の連絡くらいくるだろ…………ってびしょ濡れじゃねぇか!』


太宰『雨降ってなかったよねー?』


芥川『少々、諸事情で…………』


中也『まぁ風呂入ってこいよ。そのままじゃ
気持ちわりぃだろ?』


芥川『ありがとうございます……』









バタン






中也『さてと、なぁどうする?太宰』


太宰『何が?』


中也『手前気づいてんだろ?あのびしょ濡れは直でかぶったとしか考えられねぇし、ジャージもなかったんだから……』


太宰『つまり?』


中也『いやがらせ受けてんだろ、ほんとに可哀想すぎるよな』


太宰『…………相手はとある会社の社長の息子らしいよ。それなりに金はあるらしい』


中也『手前そこまで知ってんのかよ!』


太宰『恐らく明日の授業参観にも来るかもね』


中也『ほう…………?あ、ちょっと待て』






ガチャッ







芥川『………………』


太宰『おいで龍』


中也『飯にするぞ』


芥川『あの……手伝います……』


中也『いや、座ってろ』


太宰『ほらほらこっち』






太宰が自分の膝に座るように招くと、
芥川はそこに素直に座る。






中也『ほらよ』


芥川『ありがとうございます』


太宰『それで?なんであんなにびしょ濡れ
だったのかな?』


芥川『……!』ビクッ









太宰は膝に座る芥川の頭を撫でながら聞く。
だが芥川はすぐには答えず、言い訳を探す。






芥川『それ、は……』


中也『おい、言い訳探そうとするなよ』


太宰『正直に言えばいいよ』

force→←second



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:AiRA | 作成日時:2018年1月15日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。