拝啓色褪せた追憶 (ページ12)

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黒服『…………いよいよだな』

リーダー『全員準備は出来ているな？』

貴女『…………フランケンシュタイン』

フランケンが現れる。Aもフランケンも本気であることが感じ取れた。

貴女『私は裏切り者の捕縛に行きます』

リーダー『わかった。では我々は残党の殲滅へ向かうとしよう』

リーダーの〝行くぞ！〟という声で、私達は戦場に飛び出した。

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コンコンッ

ガチャッ

黒服『失礼致します！』

上級の黒服が、首領室に入った。

そこには首領、中原、太宰、尾崎、そしてたくさんの黒服がいた。

森『どうしたのかな？』

黒服『先程、処理班が拠点に戻ったとの連絡が来ました。任務は成功です。残党は残らず殲滅し、裏切り者は獄舎へ運ばれました』

紅葉『ほう？最下級構成員もやるようになったのう。立派じゃ』

任務成功のことを聞き、一同は歓喜の声をあげる。

黒服『しかし……』

だが、報告をする黒服の顔色は悪かった。

黒服『部隊が、全滅との……』

黒服達は絶句した。
太宰と首領以外は表情を曇らせた。

森『全員死体で見つかったということかい？』

黒服『いえ、まだ発見されていない人物も多数います』

全員『………………』

中也『任務成功の代償か……』