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中也さんの寝ぼけにより、過去一顔を赤くした翌日、僕は中也さんと一緒に首領の元に呼び出された。なにかやらかしてしまっただろうかと心配しながら向かったが、そんなことは無かった。



「君達に共同任務を頼もうと思ってね。」



首領室に入り、中也さんの1歩後ろに並んだところで、首領がそう口を開いた。

任務の内容はこうだ。
最近、港の方で密輸業者がマフィアの荷物を横取りしているそうだから、潰してきて欲しいとの事。

密輸業者だけなら幹部とその直属の部下の仕事では無いのだが、その密輸業者の後ろに海外の異能力組織が居るらしい。しかも情報があまり掴めて居ないから、僕と中也さんの共同任務ということに落ち着いたそうだ。

実行はなるべく早めの方がいいとの事で、今日の夜、早速実行することになった。

僕の異能力《オオルリ流星群》は応用性が高く、これまで何度も中也さんとの共同任務をこなしてきた。
だが、今回は異能力者と戦う可能性が高く、異能力者が何人いるのか、異能力の詳細などがさっぱりわかっていないので、現場の下見をすることになった。



「マフィアの荷物を横取り...命知らずな方もいるものですね。」

「全くその通りだ。お、見えてきたぞ」



中也さんの異能力、重力操作によって中也さんに運ばれながら下見場所に移動する。上空から視察し、万が一密輸業者がいても気付かれないようにする。



「コンテナがいち、に、さん。少し複雑な並びですが異能力を使えば一瞬ですね。」

「そうみたいだな。まあ、たかが密輸業者だ。すぐ終わるだろうよ。」

「そうですね。それじゃ戻りますか」

「おう。」



得意の暗記術を使って港の構造を頭に叩き込んだところで、体力温存のために帰ることにした。
決行は今夜。中也さんにかっこいい所みせられるかな、と呑気に考える。

そして暫く徹夜の自分を少しだけ労わってやろうと考え、僕は中也さんに連れられてマフィアのビルに帰っていった。

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I am水 - こういう男主と中也さんの掛け合い大っっっ好きです…ありがとうございます… (8月11日 14時) (レス) @page7 id: f9c19b65bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かっこんとう。 | 作成日時:2023年1月15日 17時

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