7:邂逅 ページ9
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『あ！信ちゃ…………ん……？』
「すまんな、ついてくる言うて聞かんかったから後輩2人連れてきた。いずれは紹介せな思っとったし、ええ機会やろ」
軽トラに乗って私の家まで来た信ちゃんは、その身一つではなく、荷台と助手席に同じ顔の男の子を2人乗せていた。
その内の1人はテレビで見たことがある。バレーボールの宮侑選手。
双子だとは聞いていたけど、まさかこんなにそっくりだとは。いや、そもそも、信ちゃんの後輩だったとは。
「「ちわッス」」
ご丁寧に、2人とも私の前で挨拶をしてくれる。信ちゃんが彼らの先輩ならば、礼儀はしっかりと刷り込まれているのだろう。
「こっちが宮侑、こっちが宮治」
『侑くんに治くんね！前田Aです。よろしく』
宮侑選手のことは知ってます！というと、治くんの方になんとなく失礼な気がしたので言わなかった。
双子は、驚いているような、関心を持ってくれているような何とも言えない顔で私を見ている。
「あの、北さんとはどういう…？」
『あれ、信ちゃんから聞いてないんだ？』
治くんが私にたずねる。
てっきり来る時に話していたものだと思っていたために、信ちゃんを見ると、「すぐに言うてもつまらんやろ」と笑っていた。
実はちょっとお茶目なところもあるんだよな。
『普通の幼馴染だよ』
さ、本題に入ろうか、と加えて、私は3人を、解体済みの鹿の前へ連れ出した。
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一二三(プロフ) - 月花さん» 切ないの、好物でして……(´∀`) コメントありがとうございます、今後ともよろしくお願いします！ (2021年10月1日 8時) (
レス) id: 828f66f0f0 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - なんかいろいろ切ないですね……By恋愛未経験者 (2021年9月27日 6時) (レス) @page39 id: 9a5d2125ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一二三 | 作成日時：2021年7月19日 16時
