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「ねぇねぇ、」
奏が飲み物を買いに行って、いぶくんと二人きり
い「ん?何ー?」
袖をグイグイと引っ張ると耳を傾けてくれるいぶくん
「ねぇ、もしもだけどさ、」
い「うん。」
「いぶくんに告白した女の子いたら、いぶくん何て返す?」
い「…うん?」
「えぇっと、いぶくんに付き合ってって告白した女の子いたら、付き合う?」
い「いきなりどうしたの?」
「答えて?」
質問を質問で返す←
するといぶくんは「んん〜」と唸って
い「自分の好きな子以外だったら、ごめんねって断っちゃうかな」
うん。普通。
まぁそりゃそうだ。好きでもない子と付き合うのは私もごめんだ←
「ん〜、やっぱそうだよね」
い「うん、なんかあったの?」
「ううん別に」
好きな人、か……
「ねね、いぶくん」
い「ん?」
「いぶくんのタイプってどんな子?」
い「………え?」
「どんな子がタイプなの?」
い「…なんで?」
「気になって。」
い「んん〜……」
またさっきのように唸るいぶくん
そんな真剣に考えないでもいいのに
い「そうだなぁ……例えば、」
「例えば?………うぇ、っ!?」
地面についていた手首を急にぐいっと引っ張られたかと思えば、すぐ腰に手を回された
「いいいいいぶく、」
い「Aちゃんみたいな子、とか?」
顔に熱が集まるのがわかる
「ご、ご冗談を〜…」
い「冗談じゃないよ?」
「ひぇっ、」
心臓がうるさい
密着している状態だから、バレないのか心配だ
い「僕、本気で…」
「うんうんうんうん!!!!!
わかったわかったから、
耳元で話すのやめて!!!くすぐったい!!」
い「………」
スッと手を離された
離れてく体
「………、、」
まだドクドク鳴る胸を抑え、赤くなったと思う顔を下に向ける
そう、解放されて完全に油断していた
い「……Aちゃん、耳弱いんだ、」
「、え」
いぶくんの手がこっちへ伸びてくる
私の、耳の方へ
髪に手をかけられた瞬間、
バシッ__
い「…いった。」
そ「……なに、やってんの?」
口元は笑ってるけど目が笑ってない奏がいました
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お久しぶりです。更新遅れて申し訳ございません
ハロウィン過ぎましたが、まふまふさんオチの方で番外編あげました!良ければ見てってください
どうせ君も同じなんでしょ?【まふまふ】
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nnqno - 泣きましたぁぁ;~; こんないい小説をありがとうございます! (2021年8月19日 0時) (レス) id: f3672f5dcc (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - gisaさん» gisaさんありがとうございます!!頑張ります! (2019年5月5日 22時) (レス) id: eb6d9ba2c0 (このIDを非表示/違反報告)
gisa - 完結おめでとうございます!最近見てむっちゃハマりました...!新作も頑張ってください! (2019年5月3日 21時) (レス) id: 41472084dd (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - あほの子さん» あほの子さん本当にありがとうございます!結果は1のそらるさんになりました!新作楽しみにしておいて下さい((o(。>ω<。)o)) (2018年12月21日 17時) (レス) id: eb6d9ba2c0 (このIDを非表示/違反報告)
あほの子 - 何度もコメントすみません....!!!!終わっちゃうの悲しいですけど次回作も期待してます!!!!私は1が良いです!!!コメント覚えてもらえてて嬉しかったです!!!♪( ´▽`)これからも頑張って下さい!!! (2018年12月13日 22時) (レス) id: 6cd14c445e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桃 | 作成日時:2018年9月23日 19時