兄もアレなら妹もアレ【白鳥沢】

33 アレって言うな ページ34

やば！もう汗びっしょり！


「お疲れ様…はぁ…はぁ…」


大学生の人は私のペースに着いてきてくれた


「すいません！付き合わせちゃって！」


せっかくの合宿なのに迷惑かけちゃったし…




「いいよいいよ！気にしないで！」


そう言われても罪悪感しかない


「Aちゃん？だっけ？ほら！あそこ行こ」



え？



指をさしていたのは近くにあるコンビニ


「先輩がアイスを買ってあげよう！」


「！！？ダメです！！」


ダメに決まってるじゃないですかー！



「いいって笑先輩に恥かかせないー」


そう言われて手を引っ張られた


えー！！


コンビニの中はとても涼しかった


「ほら、好きなの選んで！」


「ほんとにいいんですか？」


「うん、もちろん！監督には内緒にしてね笑」



ここはお言葉に甘えましょう…！



「こ、これがいいです」


私が手にしたのはソーダ味のガリガリアイス



「それでいいの？？」



え、でもこれのチョコ味を天童が食べてて…


少し気になって。でも、定番の青か。



「友達がチョコ好きなんですよ笑


美味しいと思います？」



「チョコかー笑笑美味しいと思うよ笑」



それを言われたら迷うなぁ。


天童を信じるか、自分の食べたい方を選ぶか。



「んーー天童が頭の中をウロチョロしてる！」


チョコ、ソーダ、チョコ、ソーダ、チョコ




「迷う！！天童！お前を信じるぞ！！」



チョコを選んだ


「チョコにしたんだ笑友達の影響？」



「はい笑笑」


天童の影響が大きすぎた。

だってこの前チョコ味でたって叫んでたから！



「天童って白鳥沢の人よね？あのゲスブロの」



「はい！天童覚です！」



「なんか嬉しそ笑天童君のこと好きなの？」



は！？笑笑いやいやーどうやったらそうなる？



「違いますよー天童は仲間ですよ笑」



「そっかー、なんか楽しそうに話すから笑」



そんなに楽しそうに話してたかな？



「じゃー部活の皆は恋愛対象外なの？」



「恋愛とかという目で見たことは無いです」



バレー熱心のみんなにそんな感情はない



「そっか！じゃ！


俺Aちゃんの彼氏に立候補してい？」



！！？



「！！いやいや！私ですか！？」



「うん。ダメかな？」




「そう言うの私まだ考えれなくて。ってか


これって告白？？」



「そのつもりだけど？」



告白されちった。



冷静を装ってるけど本当はとても驚いてる

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