兄もアレなら妹もアレ【白鳥沢】

2 アレって言うな ページ3

昼休みという名のフィーバー！！



寮生にお弁当なんてない。つまり食堂ってこと




そして今日は待ちに待ったチャンポン定食！！



きっと人も多いだろうし早めに行ってチケットを取りたい！




なのに...



どうして私の道を塞ぐのかね君たち。


目の前にはイケメンアシメ風のパッツン


身長デカのチャラ男風が立っている




「Aさん、チャンポン定食のチケット


俺で売り切れです」




信じられない言葉に耳を疑う私



「はい？」



「俺達二人分で丁度無くなっちゃいました笑」



おい、太一その笑顔やめろシバくぞ？





そんな…そんな…

今月一番楽しみにしていたチャンポン定食...



愛してやまないチャンポン定食……




「Aさん、

そんなに肩を落とさないでください」





「いや、賢二郎、私を泣かす気？？」



うるうる来ちゃうんだけど。



「うるうるしてるAさんも素敵ですよ」


それ褒めてんの、貶してんのどっちだよ！



「でもAさん、俺達も鬼じゃないですよ



ちゃんと物欲しそうに頼めたらこれ上げます」




！！！？



「ほんとに！？太一！！」



「嘘は言いませんよー」



でも、物欲しそうにってどんな風に？



「ちょ、ちょうだ...」




頼もうとした瞬間誰かに口を手で塞がれた




「やめなさい、太一、白布。



Aが泣きそうだろう」









！！？れ、獅音ー！！！







「Aも言われたことをしないの。


わかった？」



で、でもね！でもね！


「チャンポン定食……」



「？チャンポン定食が食べたかったのか？」



「うん……」



「ほら、これやるから食べなさい。」



獅音様ァ！！！



「ありがと！！」



思いっきり飛びついた








天童「あぁー抱きついてくれるなら

止めておけば良かった」




瀬見「お前見たかったんだろ？

Aが物欲しそうに太一にお願いするとこ」



天童「っ...バレてたか...！」

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