兄もアレなら妹もアレ【白鳥沢】

18 アレって言うな ページ19

「どけどけどけー！！」


まずは1年の塔


いや、クラスを全員把握していないからピンチ



「ねーねー！五色 工知らない！？」



ま、私の考えは工が居たらどうにかなる！



「！！？」



知らない男の子に声をかけたらビックリされた



そんなあからさまとか傷つくんだけど？



「あ、すいません…俺知らないっす」



「そっかー！じゃ、赤倉かー寒河江！」



「寒河江なら同じクラスです」


おぉー！でも、



どうせなら赤倉が良かったなー心強いしー



「あの、男バレのマネさんですか？」



「うん！そうだよー！」



お！まさか私は有名か！！？



「なになにー！なんで知ってるの！！」



「いえ、


バレー部探してたからマネさんかなって。」



それだけ！！？



「あと、噂通り可愛かったから」



うお！うぉぉおおお！



「え！特にどこら辺！？どこどこ！」



「全体的に？笑」



いやーん！初めてそんな事いわれた♡



「！！Aさん！？」



あ！その声は！


「工ー！！！」



ちょー響く声で叫んでしまった


「ちょっ！Aさん！声が大きいです…！」



恥ずかしがる工もまた可愛い！



「教えてくれてありがとね！」


寒河江と同じクラスという男の子に手を振った


すると、




「！やっぱりAさんでしたか！」





ほかの教室からは赤倉が出てきた


もうひとつからは寒河江も。



「niceタイミング！これ！みんなに！」



1枚1枚紙を渡していく。



「ちゃんと読めよ！合宿のこと書いてある！」




うん、赤倉は理解してくれたみたい


残りは工と寒河江なんだよね



「よく聞きなよ？

今週末、大学生と強化合宿あるの。


今日のミーティングもその話！以上！」


頭に?を浮かべる工


と

さっきよりマシな顔になった寒河江。



うん、大丈夫か。次は2年！！



可愛いと言われて気分がいいまま


私は1年生の塔を離れた

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