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〜桃 side〜
小さく、しげが首を縦に振った。
「なぁんや、もう〜！！！！
俺嫌われたと思ってめちゃくちゃ落ち込んでたのに！！！！」
「ご、ごめん、」
俺はもう一度しげを抱きしめる。
今度は「これで最後」なんて言わへん。
俺らの始まりはここからや。
「しげ、顔真っ赤や」
「うっさい！見んな！」
「ふふ、かーわい、」
かわいい。
かわいすぎる。
俺が告ったことに戸惑って、不器用に避けることしかできひんくなって。
それでいて、俺のことをさらに意識するようになってもうたから、俺のことがもっとかっこよく見えて、もっと好きになってとか……
「かわいすぎる！！！！！殺す気か！！！！！」
「ちょっ、小瀧うるさいって！！」
「しげのことかわいいかわいいとは思ってたけど、こーんなにかわいかったなんて！！
ごめんな、今までこのかわいさに気づかんまま過ごして、」
「は？」
「てか、両想いなんやったら、俺ら今日から恋人同士やんな？
手繋いだり、抱きしめ合ったり、ちゅーしたり、あとは……きゃー！！！！！」
「……おまえ、大丈夫か？」
俺の腕の中で俺を見上げるしげの頬はまだ赤く染まっていた。
俺に呆れているようなフリをして、たぶん照れているんやろう。
「しげぇ、かわええなほんま」
「いや、だから、かわいいやめろって、」
あ、もっと赤くなった。
「ふふ、かわいい。
めちゃくちゃかわいい。
俺の恋人が世界一かわいい」
「だから！やめろって！
男がかわいい言われて嬉しいわけないやろ！」
そう言いながら、俺の胸にぐりぐりと頭を押し付けてくるしげ。
「あーんまりかわいいことするとちゅーすんで？」
俺の言葉にゆっくりと顔を上げたしげは、これまたゆっくりと視線を逸らした。
もちろん頬は今までにないくらい真っ赤やし、耳まで赤く染まっている。
「……好きにしたらええやん」
⠀
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おひつじ座(プロフ) - 微笑みさん» コメントがとても励みになりました！ありがとうございました！ (2022年9月11日 23時) (
レス) id: 50ca08cc30 (このIDを非表示/違反報告)
微笑み - なるほどっ！こたきくんはやっぱり可愛かった♡完結おめでとうございます (2022年9月11日 23時) (レス) @page22 id: 45ac91be00 (このIDを非表示/違反報告)
おひつじ座(プロフ) - 微笑みさん» 可愛く書けてますか〜！（ ; ; ）よかったです！ありがとうございます！ (2022年9月8日 0時) (レス) id: 50ca08cc30 (このIDを非表示/違反報告)
微笑み - こたきくんがめっちゃ可愛い！尊すぎます♡これからも応援してます。 (2022年9月7日 23時) (レス) @page12 id: 45ac91be00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひつじ座 | 作成日時：2022年9月6日 0時
