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淳太の話によると、少し前からあのプロデューサーには声をかけられていたらしい。
グループのためを思って、やんわりと断り続けていたらしいけど、突然このスタジオに現れて淳太をこの楽屋で襲った、とのことやった。
テレビ局やとたくさんの人の目があるけど、タレントさえいなければ、楽屋の方はタイミングが合うと人はいない。
それをあいつは狙ったんやと。
「……ってかさ、2人って、その、」
泣き疲れた後、意識を失うように寝てしまった淳太と、淳太を愛おしそうに抱きしめている照史。
完全に、2人の空気感は、
「いや、付き合ってるやろ。
しげ、気づいてなかったん？」
「え？」
「あんな分かりやすいのに！
ちなみに、照史には俺らの関係性バレてんで？」
「は？」
「俺も照史もそういうの鋭いからな〜」
あはは、と笑う小瀧。
さっきまであんなことが起こっていたのが嘘のようやった。
それでも、照史は穏やかに淳太を見つめていても、その手は震えていて。
「俺、知ってたんよ、なんとなく。
淳太くんはなんでもないって隠してたけどな。
……俺のこと頼ってくれなかった」
「……照史が相手だからや」
照史は「え？」と顔を上げた。
「俺も望には頼りたくないし。
いや、頼りたいんよ、頼りたいんやけどさ。
大切な人やから……誰よりもな？」
そこまで言って、俺の顔は間違いなくみるみる赤く染まっていった。
こんなこと、望の前では言わない、というか言われへん。
恥ずかしすぎて死ぬ、と思いつつ、恐る恐る隣を見ると、おそらく俺以上に顔を赤くし、言葉にならない叫び声を上げる望がおった。
「だ、大毅が！！！！デレモードや！！！！！
はあああああ！！かんわいいいなぁ！！もう！！！！」
「う、うっさい！」
「っていうか、大毅が真っ先に淳太を見つけたシチュエーションもかなりしげじゅん！！！！
やっぱり淳太センサーが働いとるんか！？」
「働いとるわけないやろ！！たまたまや！！！
てか、お前らこそなんでここが分かってん！！！」
「俺のしげじゅんセンサーが働いたからに決まっとるやろ！？」
「はぁ！？んなわけないやろ！！
なぁ、照史、」
照史を見ると残念そうに首を横に振った。
「……お前の彼氏、まぁまぁやばいで？」
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おひつじ座(プロフ) - 微笑みさん» コメントがとても励みになりました！ありがとうございました！ (2022年9月11日 23時) (
レス) id: 50ca08cc30 (このIDを非表示/違反報告)
微笑み - なるほどっ！こたきくんはやっぱり可愛かった♡完結おめでとうございます (2022年9月11日 23時) (レス) @page22 id: 45ac91be00 (このIDを非表示/違反報告)
おひつじ座(プロフ) - 微笑みさん» 可愛く書けてますか〜！（ ; ; ）よかったです！ありがとうございます！ (2022年9月8日 0時) (レス) id: 50ca08cc30 (このIDを非表示/違反報告)
微笑み - こたきくんがめっちゃ可愛い！尊すぎます♡これからも応援してます。 (2022年9月7日 23時) (レス) @page12 id: 45ac91be00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひつじ座 | 作成日時：2022年9月6日 0時
