story 199 鴨川 ページ28
園「わぁ!川が見える!」
市「鴨川どす。」
先ほど三味線をひいていた市佳代さんがそう言った。
園「桜がきれ〜‥」
和葉「ほんまやね〜」
園子「蘭とAも来てみなよ!」
園子に呼ばれ、私と蘭も窓から顔を出す。
鴨川の間に張られた歩道の先にはアップライトされた桜並木が見える。
桜のピンク色が夜の京の都にとても合っていて、とても綺麗な夜景が広がっていた。
市「鴨川の河原からカップルで見るのもよろしおすけど、この建物の下に流れてる禊川を挟んで眺める桜は、また格別どす。」
あ「へぇー‥」
蘭「ホント、綺麗ね。」
小「いや〜本当に綺麗ですなァ‥まるで白應のような指‥‥」
その声に私と蘭が後ろを振り向くと、‥‥案の定、小五郎さんが千賀鈴さんに絡んでいた。
千賀鈴さんの手を握って、「食べちゃいたい」とか言ってるよあの人。
110番するべきかなこれ。千賀鈴さん困ってるし。
小「あれ?怪我しちゃったのかな?」
千賀鈴さんの手を見ると確かに左手の第一関節の辺りに絆創膏が貼られている。
千「え、えぇ‥ちょっと‥‥」
小「小五郎ちゃんが治してあげるよ〜ん。」
蘭「いい加減にしなさい!!!!」
とうとう蘭の逆鱗に触れました。
小五郎さん、御愁傷様です。自業自得だけど。
あ「小五郎さんには京都の夜景より美人さんの方が魅力的なんだろうね。」
新「ハハハ‥蘭も苦労するなァ、ありゃ‥」
蘭に怒られている小五郎さんを横目に、新一と呆れ笑いをしていると。
水「君ら、下のベランダ行って夜桜見物して来たらえェ。
今晩は時期に雲が晴れて、月が出るそうやで。」
園「行ってみようよ!」
和「うん!」
新「俺はパスで。」
平「俺も。」
和「何で?‥‥あの舞妓さんが気になんの?」
平「アホ、しょーもないこと言うな。」
あ「新一もいいの?」
新「あぁ、こっからでもよく見えるし、‥‥あのオヤジ見張ってねェと、何しでかすか分かんねェからな‥‥」
あ「あぁ‥確かに。」
お酒片手に「ガーハハハッ!」と笑い合ってる殿方(特に小五郎さん)を見て色々悟った。
高校生が説教したり気を遣ったりとか、どーゆうことですかねェホント。
まぁそんなこんなで、お説教が終了した蘭も含め、女子四人でベランダに行くことになった。
story 200 月 新一said→←story 198 最後の
389人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
茉凪 - 物語一気に読んじゃいました。 沢山の、いやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでしたm(._.)m (2023年4月15日 1時) (レス) @page50 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
茉凪 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 story 216 伊勢三郎のここの部分 半分に織られていたそれを開くと‥‥ これ正しく半分に折られていたではないんでしょうか? (2023年4月15日 1時) (レス) @page46 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
茉凪 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 story 213 事件の詳細はのここの台詞 「その3人とも、桜さんや蘭達が出ていった後で、一度ずつトイレに行ってたね。」 これ正しくは一人ずつトイレにではないんでしょうか? (2023年4月15日 0時) (レス) @page43 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
茉凪 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 story 210 認めないのここの部分 仰向けになり真っ黒な空に淡い光を照らす月や星達を眺めながら自分に頬をそっと触れれば、指先にすぐに伝わる熱。 これ正しくは自分の頬にをではないんでしょうか? (2023年4月15日 0時) (レス) @page40 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
茉凪 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 同じくstory 205 幕開け NO sideのここの部分 暗いその部屋には布団が一つ強いてあるだけで、寝ているはずの桜の姿はどこにもない。 これ正しくは布団が一つ敷いてあるではないんでしょうか? (2023年4月15日 0時) (レス) @page35 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:晴空 | 作成日時:2017年9月27日 10時