探偵の相棒は黒猫少女5【名探偵コナン】

story 183　行くか　新一said ページ12

あ「店に着いて、バイク選んでたら‥このバイクが目に留まってさ。」







　コンコンとAは乗ってきたバイクを小突く。







平「お！それ俺と同じ"オフロードバイク"やんけ！」



あ「あ、ホント？じゃあ多分色違いだね。

　 この軽そうな感じと、鮮やかな青色に惹かれてさぁ‥‥



　 ‥‥でね、早速借りようと思って店員さん呼んだの‥‥で、何て言われたと思う？」







　こりゃ相当怒ってんな。顔が引きつってやがる。



　「何て言われたんだ‥？」と聞き返せば、途端にそいつは営業スマイルを作り出し、







あ「『お客様のような女性の方にはこちらの方が安全でオススメですよ。』‥って言って、原付のスクーター出された。」



平「プッ」







　服部は吹き出したと思えば肩を震わせて笑いを堪えている。







平「ｸｸ‥ﾌｯ‥ちょ、待て‥マジかその店員‥スクーターて‥‥オモロすぎやろ‥‥」



あ「そんでムカついたから一旦店出て、一応持ってきといたこの服に着替えて、」



新「男のふりしてこのバイクを借りた‥ってか‥」



あ「そ。この格好で行ったらすんなり借りれちゃったよ。」







　「ったく、ホント嫌んなる‥」、と腕を組んでまだイライラしているみてェだ。

　ま、何もなくてよかった。







新「んじゃ、Aも来たことだし、次行くか。」



平「せやな。早よせんと、日ィ暮れてまうしな。」



あ「あ、収穫なかったんだここ。」



新「あぁ、関係ありそうなものは特になかった。



　服部。次はどこだ？」



平「次は確か‥三条麩屋町の【弁慶石】やな。」

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