story 172 電話から ページ1
((♪〜〜〜♪〜〜〜♪))
あ「‥‥‥ハァ」 ピッ))
キッドの一件からしばらくたった、今日この頃。
最近、私のスマホにはとあるやつの名で埋め尽くされていた。
読んでいた本から目を離し、スマホを耳に当てる。
あ「‥あの〜いい加減、毎日毎日電話してくるの止めてもらえませんかね?
___黒羽君」
快《エーいいじゃねェか。どうせ暇なんだろ?
それより、腕の具合どうだ?》
そう、彼‥黒羽快斗はあの一件以来、"いつの間にか"、"勝手に"交換していた私の連絡先に、毎日電話やらメールやらを送ってくるようになった。
しかも内容はいつも同じ。
あ「だから、それは昨日も一昨日もその前の日も言ったけど、もうほとんど治ってるから大丈夫ですー!」
キッドを庇った時に撃たれた傷を彼はまだ気にしているようで。
快《ならいいけど‥‥ホント、ゴメンな‥》
そんな弱々しく謝られると、こっちも強く言えなくなってしまう。
あ「まぁ、心配してくれるのはありがたいんだけどさ、本当に大丈夫だし私も気にしてないからさ、もう毎日かけてこなくていいよ?」
快《‥‥》
突然、黙ってしまった彼。
あれ、なんかマズイこと言ったか私‥‥
あ「あのー‥黒羽君?」
快《‥‥‥‥俺がAと話してェからって理由じゃ‥ダメか?》
あ「‥‥へ?」
ん?ん?ん?思わず変な声でちゃったよ?
え、何、どーゆうこと?
あ「あ、あの黒羽k《あ!いやッ‥な、何でもねェ!!!忘れてくれ!そんじゃ、またなッ!》‥‥えっ、いやあの‥‥‥切れたし‥」
今の何だったの‥‥?
唐突に切られた電話に疑問を抱き、【通話終了】と表示された画面に視線を落としながらしばらく考えてみたものの、さっぱり分からず再び本を手にした。
__しかし、
((♪〜〜〜♪〜〜〜♪))
再び部屋に響き渡る着信音。
__なに、またぁ?
どうせ黒羽がかけ直してきたのだろうと思った。
あ「まったく、突然会話終了させないでよ。こっちもビックリするんだk《A何言ってるの?》‥‥ってえ!蘭!?」
蘭《うん、そうだけど‥何かあったの?》
あ「あ、いやこっちの話だから気にしないで‥蘭こそ、どうしたの?」
蘭《__あ、えっと‥今度の土日って空いてる?》
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茉凪 - 物語一気に読んじゃいました。 沢山の、いやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでしたm(._.)m (2023年4月15日 1時) (レス) @page50 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
茉凪 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 story 216 伊勢三郎のここの部分 半分に織られていたそれを開くと‥‥ これ正しく半分に折られていたではないんでしょうか? (2023年4月15日 1時) (レス) @page46 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
茉凪 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 story 213 事件の詳細はのここの台詞 「その3人とも、桜さんや蘭達が出ていった後で、一度ずつトイレに行ってたね。」 これ正しくは一人ずつトイレにではないんでしょうか? (2023年4月15日 0時) (レス) @page43 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
茉凪 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 story 210 認めないのここの部分 仰向けになり真っ黒な空に淡い光を照らす月や星達を眺めながら自分に頬をそっと触れれば、指先にすぐに伝わる熱。 これ正しくは自分の頬にをではないんでしょうか? (2023年4月15日 0時) (レス) @page40 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
茉凪 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 同じくstory 205 幕開け NO sideのここの部分 暗いその部屋には布団が一つ強いてあるだけで、寝ているはずの桜の姿はどこにもない。 これ正しくは布団が一つ敷いてあるではないんでしょうか? (2023年4月15日 0時) (レス) @page35 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴空 | 作成日時:2017年9月27日 10時