魔法少女になりたい【S.Daisuke】

喧嘩上等 ページ44

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｢ねぇAちゃんサクマさんに隠してることない？｣


『え、ないですけど』


｢例えば向井くんのこととか康二くんのこととか向井康二くんのこととか｣


全部向井くんやないかい


『ほんとにないんですけど…あ』


｢なぁに？｣


笑ってんのに目が真っ黒だよ


穴ぼこだよ


『…向井くんと彼女の話し合いに立ち会って欲しいって』


｢なんでAちゃんが立ち会う必要があんの？｣


『第三者がいてくれた方が落ち着けるとか何とか』


｢それで？当然断ったよね？｣


『…も、ちろん』


｢本当は？｣


『…承諾しました』


｢今からでも断って｣



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