【SnowMan】淡い雪に絆されて:第3部 (ページ10)

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ご不満はカレシまで:Ryohei.A ページ10

—Ryohei side—
〜♪♪♪〜

宵の口に鳴る携帯
着信は大学の友達から

「もしもし､どうしたの?」

この時間に連絡が来るのは珍しいな
ほんとにどうしたんだろ

【今ね〜オレらのサークルで
飲んでてね〜……】

あ､そのサークルの飲み会って
もしかして………

「ねぇ､それさ今から俺も行っていい?」
——————————————
お店に着いて様子を見るに
もう既にかなり酔ってる人が多かった

俺はその中で友達を見つけ声を掛けた

【おー来てくれた〜

だいぶみんな潰れてきたんだけど
さっきからずっとAが愚痴ってんの】

【愚痴っていうかもはやアレは惚気だわ】

なんのことだろって思って
少し離れてお喋りしてるAちゃんの所へ行ってみる

「Aちゃ〜ん⁇…

『もう全然彼氏が甘えてくれない!』

彼女も例に漏れず
かなり酔ってるみたい

初めてこんなに大声出してるとこ見たかも

『頭撫でたり､ぎゅってしてくれるのに
ちゅーだけ絶対してくれなくて…』

『さみしいしつまんないの‼︎』

そう言って
俺にぎゅっと抱きつくAちゃん

「Aちゃん?俺うごけないよ〜⁇
送るからお家帰ろう?」

身動きが取れずに困ってると
驚いた顔して友達も混ざってきた

【A〜お前彼氏いるのに
阿部にくっつくのはやばいだろ〜】

これ以上ここに居たら色々と面倒だし
早くAちゃん帰した方が良さそうだな