❄︎ ページ7
「で、なんでふっか居たの」
『あ、それはね…
——————————————
—You side—
〜♪♪♪〜
お昼過ぎに鳴る呼び鈴
今日誰か来るって言ってたっけ⁇
『はーい………ってあれ、
どうしたの、目黒くんに深澤さん』
全く予想してなかったお客さんに
なんだか嬉しくなる
《こんにちは、最近しょっぴーが
彼女と同棲したってずっと惚気てるから、》
【オレら近く遊びに来てて寄ってみたの
まぁ翔太仕事で居ないのは知ってたけど】
二人に上がってもらおうと
声を掛けるより先に背中に見える
大きな荷物に気がついた
『目黒くん、その大きな袋どうしたの⁇』
ハっと思い出したように
目黒くんが私に差し出す
《コレAさんにだよ
て言っても、さっきふっかさんが
ゲームセンターで取ってきたのだけど》
中を見ると大きくて可愛い
黒猫のぬいぐるみ
『わッ、可愛い〜!
すごく嬉しい‼︎ありがとう』
【何も用意なく来ちゃったから
せめてと思って、喜んでくれて良かった】
私ぬいぐるみとか大好きだし
本当に嬉しいなぁ
翔太帰ってきたら自慢しよう
『……なんかこのぬいぐるみ
目黒くんみたい、黒猫だし』
【ははッ良いじゃん、命名目黒!】
《まじか、いっぱい可愛がってもらえよ俺》
——————————————
それから二人に上がってもらって
お仕事や私の知らない翔太の話なんかを
二人とも楽しそうに聞かせてくれた
《あ、俺そろそろ予定あるんで
行きます、ふっかさんは?》
【オレ翔太の顔見たら帰るわ
じゃあね〜めめ】
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作者名:時雨 | 作成日時:2024年1月1日 22時