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❄︎ ページ39
—A few days ago—
ぁ､ふっかさんだ
お友達と一緒みたいだし
声は掛けない方がいいのかな
……でもさ〜､正直な所
経験ない女の子の相手は面倒じゃね⁇】
なんとなく耳に入った会話
「ぇ〜でも俺はさぁ､……
モヤモヤが残るけど
続きを聞くのが不安で逃げだした
ふっかさんも
やっぱりそういう風に思ったりするのかな
私､今までそういうこと
全然考えた事も無かったから
我慢､させちゃってたら､どうしよう
——————————————
—Tatsuya side—
『…それ聞いちゃってから
変に意識しちゃって……』
確かにそんな話
ちょっと前にしてたわ
Aちゃん捕まえといて
その原因はめちゃくちゃ俺じゃん
『……ごめんね､怒ってる…?』
しゅんとなって
俺を見上げる上目遣いが可愛くて
デレデレと頬が緩む
「ぜ〜んぜん
むしろ俺がごめんね?」
「そんなことで
Aちゃん悩ませちゃって」
まだ不安が残る彼女の目を見て
あの日の話の続きを伝える
「でも俺､そんなの全然気にしないよ?」
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作者名：時雨 | 作成日時：2024年1月1日 22時
