【SnowMan】淡い雪に絆されて:第3部 (ページ27)

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❄︎ ページ27

—After several hours—
空がもう茜色に染まる頃

そろそろお腹すいたな
Aなに食べるかな〜⁇

まぁそんなに立派なもんは作れないけど

およよ⁇
お腹に細い腕が触れる

振り向けばまだ眠たそうな顔

「A起きたね､おはよ
俺居なくてさみしかった⁇」

抱きついたまま縦に首を振る
やっぱそうだよな

「俺もぎゅってしたいから
ちょっち離して……ってあり〜⁇もういいの?」

満足したのか俺が抱きしめる前に
回した腕を解いて戻ってっちゃった

『…さっくん……』

「ん〜?なぁに〜⁇」

『……ぴーまん…たべたい』

「ん?ぴーまん⁇
ピーマンのなに作ればいい……

ウトウトしながら
話してまた横になる彼女

「ぇ､A⁉︎
ヒントそれだけ⁉︎肉詰めとかか…⁇」

なんか､Aも猫ちゃんみたいだな

「ふふｯ､しょうがないな
違っても文句言うんじゃないぞ〜⁇」

君の柔い髪を撫でてキスをする

後で起きたら
いっぱい甘やかしてやろ〜っと

「ひとりぼっちにしちゃってごめんね」

ふと後ろで聞こえる二つの声

「ツナ､シャチ〜いつから見てたの〜?
あ､今のAには内緒だからな⁇」

それじゃあご飯作るか
まずはピーマン切ってから…

「後で構ってあげるから
もう少しみんなで待っててな〜」