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❄︎ ページ24
—You side—
不意に抱き上げられて
咄嗟に彼の肩に抱きついて
不覚にもキュンとしてしまった
「どう?怖くない⁇」
そんな私なんか露知らず
彼は私の顔を覗き込むから
今日は私から貴方にキスを
「⁉︎ねぇ〜Aちゃ〜ん!
急にソレはびっくりするじゃん‼︎」
拗ねたように言うのに
くしゃっと目が無くなる程に笑う彼
たまにかわいいなぁ
『強引なお姫様抱っこのお返しです♪』
『でも､いつもより
ひーくんの顔近くて嬉しい』
いつもより近くで見上げる
彼の顔はなんだか､いつもよりかっこよくって
言いながら恥ずかしくなって
肩元に顔をうずめてしまう
「自分で言って照れちゃったの?
こっち向いて､顔見せて」
彼の腕の中じゃ
ろくに抵抗も出来やしないし
素直に彼の顔を見る
「ふふっ､顔真っ赤じゃん､かわいい」
ニコッと笑う彼は
やっぱりかわいくて
私の真似っこをして
軽くキスをする貴方が愛おしい
『ひーくんだって
ちょっと照れちゃってるじゃん』
そんな事ない‼︎って
さらに照れちゃう彼と
楽しいねってずっと一緒に
笑っていられるこの日々
私はまた憧れをひとつ叶える
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作者名：時雨 | 作成日時：2024年1月1日 22時
