【SnowMan】淡い雪に絆されて:第3部 (ページ22)

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❄︎ ページ22

—You side—
「ほんとにキスしちゃう?」

こういう雰囲気になった時の
涼太くんはちょっと意地悪だ

私が恥ずかしがって
すぐ突っぱねちゃうのが悪いのは分かってる

でもやっぱり恥ずかしいんだもん

『ぎゅってするだけで
こんなにドキドキしちゃうのにキスなんてムリだよ!』

『わたしキス…とかしたことないし……』

私の言葉を聞いた涼太くんが
びっくりしたような顔をして問いかける

「一回も⁇

前に元カレの話少しだけ
聞いた事あったけど､してなかったんだ」

確かに涼太くんの言う通り
過去にお付き合いしてた人が一人だけ居た､けど

『一回も､

その人とはそういう事
するってなる前に別れちゃったから……』

「じゃあ俺が初めてだね､やった」

大人っぽく余裕のある
笑みを向ける涼太くんがやっぱりかっこいい

ゆっくり近づく彼の顔
ドキドキ忙しなく胸が高鳴る

あれ､でも今キスしちゃったら…

『ま､待って今度は
涼太くんの顔にリップついちゃうから…』

「なら､Aが拭き取って」

腰に回した手を引き寄せて
少し強引に彼が唇を重ねる