First Kiss:Ryota.M ページ21
—Ryota side—
俺の彼女はとっても恥ずかしがり屋さん
だから彼女に触れたい時
俺はいつもいろんな口実をつくる
「A〜?ちょっと手伝ってほしいんだけど…」
『今行くね〜…
私なにしたら良い………ッわっ、涼太くん⁉︎』
素直に俺のとこに寄ってくる
可愛い彼女を今日も捕まえた
『りょ、涼太くん恥ずかしい……
それにお手伝いは⁇』
赤く顔を染めて俺の腕の中で
俯く初心な彼女が本当に愛らしい
「ん?お仕事から帰って来た
彼氏を癒すお手伝い⁇」
少しジタバタして逃げようとするも
すぐに諦めちゃって
俺の胸に赤い顔をうずめる
『……涼太くんかっこいいのに
そういうのしちゃダメ』
「ふふッ、Aはいつも照れちゃうね」
俺からしてみればAだって
いつも可愛くて心配なんだけどな
『…あ、』
「ん⁇どうした?」
『ごめん涼太くん
服に、リップつけちゃった…』
見れば薄紅色の唇の跡
「ほんとだ、キスしてくれたみたいになってる」
『〜ッ涼太くん‼︎』
思いがけず良い雰囲気になっちゃった
こんな雰囲気になると
Aが照れて曖昧に終わっちゃうけど
今日は上手くいくかな
「ほんとにキスしちゃう?」
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作者名:時雨 | 作成日時:2024年1月1日 22時