【SnowMan】淡い雪に絆されて:第3部 (ページ3)

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❄︎ ページ3

—Tatsuya side—
「おねえさ〜ん､オレとお喋りしない⁇」

今日は俺しかいないし
ゆっくり話せるといいんだけどね

『!辰也､うんいいよ』

パッと表情を明るくさせるA
俺ほんとにAのその顔すきだな〜

【最近アイツとよくお出掛けしてるんだって⁇
めっちゃ嬉しそうに話してたよ】

【どう､楽しい?】

まぁ最近あんまり会ってなかったから
話す事といえばコレだけど

自分で他の男と居て楽しいか聞くって
やっぱなかなかにしんどいな

『……ぅん､たのしいよ…』

あ､目逸らしたし
明らかに尻込みしてる

「A嘘ついてない?
もしかして誘い断れなかった?」

一瞬こっちに目を向けたAは
すぐにまた目を逸らしてしまう

『………ぇ､っと…その…』

「だぁいじょぶだって､今アイツいないし
何言ってもオレ誰かに話したりしないよ､絶対」

「言ってみ?ちゃんと聞くから」

俺も無理やり聞き出してるようなモンだけど

でもなんかもどかしそうな顔してるし
話聞くくらいはさせてくんないかね

『悪い人じゃないのは分かってたけど
でも少し､強引なのがちょっと…

アイツ俺にも割とそういうとこあるからなぁ
人との距離の詰め方みんな一緒だし

「ほんとにもう無理って思ったら言って
俺がなんとでもするから」

その場合は俺の私情を
ちょっとだけ挟んじゃうけどね

『たつや､あのね……

「どうした?まだスッキリしない?」

『ううん
なんでもないよ､ありがとう』

なんかまだ悩んでるように見えるけど
話してくれるの待つのも大事かな

「そう､いつでも頼るんだよ?」