今日:37 hit、昨日:6 hit、合計:23,397 hit
小｜中｜大
❄︎ ページ18
—Ren side—
「……Aちゃんｯ‼︎」
振り向く君は､ぽろぽろと涙を零して
なんとか笑おうとするけど
諦めて困ったように眉を下げる
「ごめんAちゃん
さっき一緒に居たの……
『大丈夫､言わなくても…大丈夫だから
わたしのこともう好きじゃないでしょ?』
『蓮くんお仕事いっつも忙しいのに
ずっと私に構いっきりで疲れちゃうよね』
俺の言葉を遮って矢継ぎ早に
捲し立てる彼女とは
さっきからずっと目が合わない
「Aちゃん､聞いて…
『ｯヤダ……嫌､聞きたくない…』
Aちゃん完全に勘違いしてて
今俺が何言っても明らかに説得力が無さすぎる
やばいどうしよう
何も言えずに困り果てた俺を追い越して
佐久間くんが彼女に近寄る
【めめの彼女さんだよね?
本当にごめん勘違いさせちゃって】
まだ女装をしたまんまの佐久間くんを見て
余計に顔を引き攣らせるAちゃん
【めめは本当に何もしてないよ､証拠もある
全部､ぜ〜んぶ俺の所為なの
だから少しだけ俺の話聞いてくれないかな⁇】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時雨 | 作成日時：2024年1月1日 22時
