【SnowMan】淡い雪に絆されて:第3部 (ページ13)

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❄︎ ページ13

—You side—
外の夜風に吹かれて酔いが覚めてしまうと

お姫様抱っこをされたままの状況に
恥ずかしさが込み上げてくる

『亮平くん下ろして､もう歩けるよ』

にこっと笑った亮平くんは
さっきとは違う触れるだけのキスをして
わたしを下ろしてくれた

お店でキスしてくれた時

普段とは全然違う熱を帯びた彼の目を
思い返してはまたドキドキしてしまう

『………ほんとにお家に帰ったら
つづき､してくれるの?』

でもこのドキドキに
“もっと”を求めて期待は膨らむばかり

「…続き､何してほしい⁇」

「ちゃんと分かるように教えてくれたら
ぜんぶ俺がしてあげる」

揶揄うような､それでいてどこか妖艶な笑み

いつも優しくて少し控えめな
彼の姿が今はちっとも見当たらない

『………さっきのみたいなちゅー､
もっといっぱい､亮平くんにしてほしい…』

また触れるだけのキスをわたしにして
期待ばっかりを彼は上手に大きくさせる

「後からヤダって言っても､もうムリだからね?」

熱を増す貴方の瞳と早まる私の鼓動

膨れ上がった期待が弾けて
また貴方に溺れるまで､

あともう少し