【SnowMan】淡い雪に絆されて:第2部 (ページ9)

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❄︎ ページ9

—You side—
「二度とAちゃんに近づくな‼︎」

私の代わりにあんなに怒ってくれた

凄く救われて嬉しくて
うれしくて仕方ないのに

元彼の言葉が悔しくて悲しくて

何で泣いてるのかも､もうよく分かんない

「ごめんな､こんな勝手なマネ
今度は俺がAちゃん泣かせてしもたわ」

向井くんの所為なんかじゃないのに
本当にどうしてそんなに優しいの

「Aちゃんの嫌やった事
全部､全部俺にぶつけて」

『……ｯ最後まで愛されてるって思いたかった』

『他の人なんて選んでほしくなかった‼︎』

「そうやな､辛かったな」

『………もっと､もっと早く
向井くんのこと好きになりたかった……』

彼と付き合うよりも前
もっとずっと前に貴方に気付きたかった

そしたらこんな苦しい気持ち

ずっと知らないままでいられたのに

「こんな事なら俺も早よ告れば良かったなぁ」

「ほんまにAちゃんがめっちゃ大好きやねん俺」

ずっと､このままずっとこの人と居たい

『私も､私も向井くんが大好き

…ふふｯやっぱり向井くん泣いちゃったね』

「だって､彼氏おるの知っとったから
絶対叶わんと思てたんや」

「俺のこと好きになってくれてありがとう」

二人の悲恋に幸せな終止符を