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❄︎ ページ8
「お前Aちゃんのこと
誑かすんも大概にせぇよ」
【は?誰お前⁇】
「俺が誰とかどうでもええわ
Aちゃん､別れた後も
ずっとお前のこと好きでおったんやぞ」
「あんな一途でええ子弄んで､
俺は絶対お前のこと許さへん」
こんな酷い奴の所為で
Aちゃんがどれだけ傷ついたか
こいつがこうも簡単に捨てたあの子は
俺がどう頑張っても報われへんかった恋や
【あ､もしかしておにーさんアイツすきなの⁇
あんな奴でもまだ好いてくれる人
居んなら幸せじゃん】
〜ｯこいつまだそんなふざけた事言うんか
「そうや好きや､めっちゃ大好きやわ‼︎
Aちゃんはめっちゃ愛想良くて
真面目で､努力家で､可愛くて
お前のお飾りで一緒におる女よりずっと美人さんや」
《ちょっと!どーいう事よ‼︎
アンタほんとにそんな事思ってんの⁉︎》
「二度とAちゃんに近づくな‼︎」
【ﾁｯ､もう行くぞ】
《ぇ⁉︎ちょっと待ってねぇ答えてよ‼︎》
これ以上は何を言うても
こいつには多分意味が無い
本当にそう思ったから俺は
二人に構わずAちゃんの所へ急いだ
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作者名：時雨 | 作成日時：2023年11月27日 15時
