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❄︎ ページ7
—Koji side—
この間あんな事があって
少し気分が晴れんから
大事なカメラ首にさげて
ちょっとお出掛けに出た
この角曲がったとこの景色が
めちゃくちゃ綺麗なんよな
『わｯ､す､すみません……』
向こうからも人来とったんか
思いっきりぶつかってしまったな
「こちらこそすみません…
……ってAちゃん⁇」
『ｯ向井くん…』
「なんか前より辛そうやけど
何かあったん………
【マジAなんかと付き合ってあげてた
オレめっちゃやさしくね⁇】
は?なに言うてんのあいつ⁇
「Aちゃん､
あの人が前に話してくれた彼氏?」
目に涙を溜めて君は何度か頷いた
【愛が重いし束縛もウザかったし】
そんなんお前の愛が軽くて
薄かっただけやろ
【冗談の一つも通じないから
ちょっと揶揄ったらすぐ機嫌悪くなるし】
Aちゃんはお前なんかと違って
めっちゃ真面目でただええ子なだけや
もう駄目や
もう我慢出来ん
「ごめんAちゃん嫌かもしれんけど
俺どうしても我慢出来んわ」
「後で俺のこと好きなだけ怒って良いから
あいつのとこ行かせて」
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作者名：時雨 | 作成日時：2023年11月27日 15時
