今日:5 hit、昨日:16 hit、合計:20,993 hit
小｜中｜大
❄︎ ページ6
—You side—
家にこもってるよりはずっとマシだと
気晴らし程度に外に出てみたけど
思ってたより楽しめてるかも
久しぶりに美味しいものも食べて
お買い物もたくさんできたし
もう少しだけ寄り道してみよう
————————————
——————————————
気分転換のはずだったのに
自然と足が思い出の場所に向かっていた
やっぱりまだ完全に
立ち直れたわけじゃないもんね
でも二人でここに来るの
楽しくて大好きだったなぁ
……………ぁ､やば
咄嗟に隠れちゃった
彼もここに来てたなんて
しかも隣には知らない女の子
まぁそれが理由で別れたんだから当然だよね
《ねぇねぇ､ほんとに
前の彼女と別れてくれたんだよね⁇》
【別れたって言ってんだろ?
遅くなってごめんって､アイツしつこかったからさ】
え､なにそれ
【ずっと考え直してって言って
マジうぜぇったらねぇんだよ】
《ちょっと言い過ぎだって〜
可哀想じゃ〜んそんな言い方したら》
【でも別れたからお前と居られるんじゃん】
《それはそうだけど〜》
やだもう聞きたくない
早く行かなきゃ
行かなきゃって思うのに動けない
【こっちはもう好きでも何でもねぇのに
勝手な勘違い酷すぎだわ】
〜ｯやばい､泣いちゃう
もうこれ以上聞いちゃいけない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 144人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時雨 | 作成日時：2023年11月27日 15時
