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❄︎ ページ37
—You side—
『そんなに蓮の妹みたいに見えるのかな』
もちろん店員さんはなんにも悪くない
それはよく分かってる､だけど
やっぱりどうせなら”彼女”って
思われたいに決まってる
「少なくとも俺は大事な彼女だと思ってるよ
彼女じゃない女の子とお出掛けなんて
俺ぜったいにしないし､Aちゃんもでしょ?」
それはそうなんだけど
でも､やっぱりなんか子供っぽいのかなとか
どうしても考えちゃうんだもん
「結局､俺とAちゃんが恋人って事実は
誰かに変えられたりする物でも無いから
俺は周りにどう思われても
大事な彼女のAちゃん可愛がれたら幸せだよ」
いかにも蓮らしい考え方だなぁ
でもそっか､誰が何を言ったって
私の”彼氏”は蓮なんだもんね
『なんか蓮のおかげで
どうでも良くなっちゃった､ありがと』
やっぱり蓮の言う通りだ
周りになんて言われたって
私が蓮を好きな気持ちは変わったりしない
蓮の考えにはいつも納得させられちゃうな
『ふふｯ､蓮かっこいいこと言ってるのに
口元にクレープのたまご付いてる』
「ぇ､ウソどこ付いてる⁇
Aちゃんとって…………
それにウソをついて重ねた唇
兄妹じゃ出来ないこれは
貴方との､恋人限定の愛情表現
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作者名：時雨 | 作成日時：2023年11月27日 15時
