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愛惜の想い人:Hikaru.I ページ31
—Hikaru side—
もう昼休みか
今日も誰か誘って教室でお昼食べよう
『岩本先輩!
今日もかっこいいです､好きです‼︎』
今日も来たんだ
ここ最近毎日見てる気がするな
「Aさん､ありがとね
ほんとに毎日俺のとこ来て飽きない⁇」
『全然!学年違うのが惜しいくらいです
あ､私友達とお昼食べるので失礼します
また明日も来ますね‼︎』
ぇ､もう行っちゃった
来るのが突然なら戻るのも早いなぁ
【あの子今日も照に告りに来たんだ】
「わｯ⁉︎びっくりした
いつから見てたんだよ阿部」
マジで心臓止まるかと思ったわ
ていうか居たなら声掛けてよ
【ちょうど”好き”って言ってた辺り
返事してあげないの⁇
照って彼女居たんだっけ?】
「居ないし､いい子だとは思うけど…」
単純に嬉しいとも思ってはいるけど
ふらっと来てはふらっと行っちゃうから
どこまで本気なのかつい疑ってしまうんだよな
【…あの子毎日来てるんでしょ?
なら､ゆっくり考えてあげればいいんじゃない?】
まぁ確かにそれもそうか
友達から始める事だって出来るわけだし
今度来てくれたら
もう少しちゃんと話してみようかな
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作者名：時雨 | 作成日時：2023年11月27日 15時
