【SnowMan】淡い雪に絆されて:第2部 (ページ11)

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イメージチェンジに素敵な色を添えて:Ryota.M ページ11

—Ryota side—
『いつもとドコが違うでしょうか？』

彼女からいきなり
よく耳に馴染んだ難しい問題

前髪､メイクもいつも通りに見えるけど
今日はネイル､はしてないし

仕事でこれでもかって程に
歌ってるはずなのに

いざ自分に振られると
本当にかなりの難問だなこれ
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『ぶぶ〜!時間切れです‼︎
やっぱりちょっと難しかったね』

そう笑う彼女は
やっぱりいつも通り普通に見える

本当はどこも変わってないとか⁇

「正解はどこだったの?」

『正解はね〜私の髪､触ってみて』

髪⁇髪型は特に変わりないよな?
そう思いつつも君の髪を撫でてみる

わっ､とてもきれいな､赤い色

『どう?インナーカラーなんだけど
赤色､私に似合うかな⁇』

普段は少しあどけなくて愛らしい君が

真っ赤な色をその綺麗な髪に纏っている

それだけで今日の君は
はるかにかっこいい大人の女性だった

「すごく､似合ってる
いつもより大人っぽくてびっくりした」

『ほんと?嬉しい
涼太くんが言うなら自信持てるね』

『赤は涼太くんの色だもんね』

やっぱり意識して選んでくれた
色なんだと思うと彼女が可愛くてたまらない

「でも結構思い切ったイメチェンしたね」

『そうでしょ､今日会う前
ちょっとだけ緊張したんだ』

心配なんてしなくても良いくらいに
「本当によく似合ってるから大丈夫だよ」

『涼太くんが気に入ってくれてよかった

じゃあ､このままお喋りしながら
早くデート行こう!』

ほんの少しだけ幼さを残した笑顔で
彼女が俺の手を取り歩き出した