【SnowMan】淡い雪に絆されて:第1部 (ページ48)

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❄︎ ページ48

—Hikaru side—
偶然とはいえ
一緒に帰れるなんてラッキーだったな

『それでね､その時に………ぇ⁇

どうしたの照くん?』

ん⁇俺今なんかしたっけ?

「?どうしたのって……なにが⁇」

『えっと…小指が……』

「小指⁇
………………ぁ」

これってあれだよね
あゆがいつも俺にしてるやつだよね

無意識に俺があゆにしちゃってたとか

「あゆもよく俺にするでしょ
手繋ぎたいって

その､なんていうか

あゆの癖が俺にも移ってたみたい…」

やば､ちゃんと自覚したら
めちゃくちゃ恥ずいんだけど

もうほんと何かヤダ

『ふふっ､照くんかわいい
手､繋いでくれる?』

「ねぇ〜もう笑わないの‼︎
ほんとに恥ずいんだから

………手は繋ぐけどさ」

でもあゆに揶揄われたりするの
ちょっと新鮮で悪くないかも

いや､やっぱダメだな
ずっとこれ引きずって揶揄われたらどうしよ

「ねぇ､なんか嬉しいね

癖が移るほど私たち
ずっと一緒に居るんだなぁ〜って」

なにそれズルいじゃん
ずっと揶揄われちゃうとか考えてたのに

そんなのバカらしく思えてきた

『あ､でも
さっきの照くんほんとに可愛かったから
忘れてって言っても絶対忘れてあげない』

前言撤回
これはもうずっと揶揄われるな

でもこんなに可愛い彼女なら
俺は多分笑って何でも許せちゃう気がする