【SnowMan】淡い雪に絆されて:第1部 (ページ43)

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❄︎ ページ43

『ほんとはね仕事なんて
もう辞めちゃいたいって､たまに思ったりするの

でもすっごく楽しいって思う時もあって
大好きなお仕事なの』

少しだけ分かる気がする
俺も今でこそ楽しくみんなとやってるけど

昔はおんなじように思う時期があったから

辞めちゃいたいけど
続けなきゃいけない気もするみたいな

『それに仕事辞めちゃったら
涼太に負担とか迷惑だって掛けちゃうし

私だけ逃げ出して楽するなんて嫌なの
………頑張りたいの』

自分のことはすぐ二の次にして
俺のことは気にしないでも良いのに

本当に君はどこまでもやさしい人
でもそんな所が本当に愛おしいんだ

「辛いなら休んだって辞めたって良いんだよ

Aはいつも頑張ってるんだから
それは”逃げ”じゃなくて
きっと”休憩”なんだと思うんだよね」

『休憩⁇』

「そう休憩
たまには少し楽してひと休みしないと
みんな疲れちゃうもんね

休憩してAが辞めたいじゃなくて
まだ頑張りたいって思うなら
俺はどれだけでも応援するよ」

「Aの負担なら嬉しいって思っちゃうほど
俺Aの事好きだもん」

おっと､泣かせちゃった
ずっと誰にも頼らず頑張ったんだもんね

「いっぱい泣いて良いよ
Aは本当にえらいね」
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『だいぶ楽になったかも､ありがとうね

今日は涼太の美味しいご飯食べて
ゆっくり休憩して､私また頑張りたい

応援も､休憩も付き合ってくれる?』

「もちろん､じゃあまずは一緒にご飯食べようか」