今日:7 hit、昨日:25 hit、合計:47,216 hit
小｜中｜大
彼女になんてなれやしないけれど:Ryohei.A ページ5
ずっとずっと好きだった人に頑張って告白をして
だけど結局､自分からお別れを告げた
自分から告っておいて
自分から切り捨てるだなんて身勝手だとは思っている
だけど少なからず相手にだって､
いや相手の方が非があったのだと言い訳して
正当化するくらいには
身勝手で満足のいかない恋だった
——————————————
ただの憐れな昔話
中学の時にクラスで一人浮いていて
除け者にされていた私に隔ても無く
仲良くしてくれた一人の男の子が居た
彼とは話もよく合い､笑って時に怒って……
でも少しずつ彼の事が気になって好きになっていった
でも残念な事に高校は別々に
何とか予定を聞き出し
何度か遊びに誘って遂に付き合う事ができた
けれどもそこから先は私が理想とした
恋人の形などありはしなかった
——————————————
学校が違うからと月一で会えるデートを楽しみにして
授業でも何でも彼に会うためだと思えば頑張れた
でも初めての恋人としてのデートは
友達としての仲が良かったから
許してくれると思ったのだろう
彼は体を求めて私の静止も聞かず色々な所に触れて
ヤリモクというやつだったのだろう
一線を越える事は無かったものの……
後は最初に話した通りだ
今思えばきっと友情と恋愛を履き違えていたのだ
彼じゃなくても､彼よりも好きを感じられる､
好きになれる相手は
彼なんかよりもずっと近くに居たのだから
たとえそれが叶わない想いだったとしても
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時雨 | 作成日時：2023年8月18日 0時
