【SnowMan】淡い雪に絆されて:第1部 (ページ37)

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退屈に甘えて:Tatsuya.F ページ37

—You side—
今日は彼氏のお家でのデート

久しぶりに会えるからって
楽しみにして来たのに

その肝心の彼氏は
私を放りだして一人ゲームにご執心

彼がいつもお仕事で忙しいのは分かってるつもり
だけどあまりにも構ってもらえないのは

退屈だし何より寂しい
———————————————
『ねぇ､ふっか〜私とも遊んでよ〜
聞いてる?深澤さ〜ん⁇』

「ん〜､あとでね〜」

絶対聞いてないじゃん
後でって言うけどその後でを
私はさっきからずっと待ってるんですけど

せっかくのデートなのに
こんなの私ここにいる意味ないじゃん

〜♪♪♪〜

電話鳴ってる
誰からなんだろう

『電話出ても良い〜⁇』

「ぁ〜…いいよ〜」

えっと相手は……
あ､照くんからだ

お喋り付き合って貰おうかな〜

【もしもしふっか〜……

『もしもし〜照くん?
今ふっかの携帯借りてるんだ〜

何か伝言なら伝えておくよ〜』

まぁ伝えるも何も
本人はずっと横に居るんだけど

【特に急ぎの用事じゃないし大丈夫だよ
ありがとうねAちゃん

ふっかと一緒じゃないの⁇】

『一緒には居るんだけど
さっきからずっとゲームしてて構ってくれないの

ひどいと思わない?』

これを本人を目の前にして言ってる
私も中々にひどいとは思うけど本当に退屈なのだ

【それはふっかが悪いな
今度俺が叱っといてあげるよ

Aちゃん､良いとこ教えてあげる
ふっかに構ってほしいなら………