【コンパス】私だけのヒーロー:第1部

寝たフリをしてみた ページ16

ジャンヌダルク
「Aさん、ここで寝て居ては風邪を引いてしまいますよ？…ダメみたいですね」
貴方を起こそうとゆさゆさと体を揺らしますが反応が無い為自室から毛布を持ってきて貴方の肩に掛けてくれました
貴方は寝たフリをするのを止めて優しい彼女にありがとうとお礼を言います
「Aさん！起きてたのなら声掛けてください！でも起きちゃったなら毛布要らなかったですかね？」
貴方が声を掛けると目を白黒させて驚いてしまいました
せっかく彼女が出してくれたからと彼女の肩にも毛布を掛けて一緒にお昼寝をします

マルコス'55
「Aちゃ〜んって寝てたんだ…写真撮ったらAちゃん怒るかな…?」
貴女の寝顔を見て言い徐にポケットからスマホを取り出します
カメラのシャッター音が聞こえると貴女はガバッと起き上がり写真を消してと彼にお願いします
「!?い、いつから起きてたの…？…え？写真？ダメダメ〜♪起きてたの教えてくれなかったからね」
貴女が急に起き上がり声にならない叫びが出たようです
少し頬を膨らませて仕返しというように先程の写真を彼が保存しています
後に写真は彼のスマホの待ち受け画面に設定される事でしょう

メグメグ
「ハビィ、寝てるの？お〜い！…メグメグ退屈。ちょっとイタズラしちゃお♪」
貴方に目をやり楽しそうに言うと貴方の耳元に顔を近付けて息を吹き掛けます
思いがけないイタズラに貴方は声を上げて体を縮込ませてしまい寝たフリをしていた事が彼女にバレてしまいました
「あれれ？ハビィ起きてたの？じゃあメグメグと一緒に遊んでよ♡ほら、早く早く！」
貴方の体を起こして手を勢い良く引きます
その後彼女と貴方は遊び疲れて一緒に肩を寄せながらすぐに眠りについてしまいました

13†サーティーン†
「？寝てんのか。しかしAも本当に良く頑張るなぁ。まぁ、頑張るAが俺は好きなんだけどな♪」
貴女の頭を優しく撫でながら目を細めて笑い呟きます
予想外の彼の言葉に貴女は思わず体を起こしてしまいますが彼は貴女が起きていた事を知っていたかのようにニヤついてみせます
「やっぱ起きてたな？それにしても相棒に騙されるなんてオレちゃん傷ついちゃったぞ！」
貴女を困らせて反応を楽しみたいが為にわざと演技がかった風に貴女に言います
貴女が謝罪とお詫びを兼ねて彼にキスをすると彼もまた予想外だったらしく恥ずかしそうにフードを深く被って顔を隠してしまいました

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