誓い ページ24
〜回想〜
稀「呼び出して悪いなブラック」
『私に何の用？』
稀「お前 松野千冬と恋人同士だろう？」
『…なんの呼び出しかと思えば恋バナかよ。しょーもない！あんたの妄想の中の恋バナなんて聞きたくないのよ。帰る』
稀「"松野冬美"だったなアイツの母親の名は」
『お前…なんでそんなこと知ってる』
稀「ほう。珍しいなお前が俺の前で動揺するなんて」
『っ！』
稀「その動揺から察するに間違いではなさそうだな。ブラック、俺がお前に望むことはただ一つだ。
俺の命令に従え。俺の計画の為に協力しろ。そうすれば松野千冬にもアイツの家族にも手を出さないと誓おう」
『そんなこと信用できるはずがないだろう！！』
稀「別にこの事をマイキーや他の奴らに告発して俺を東卍から追い出してもいい。
だが、俺にはまだまだ駒がいる。そいつらを使って松野達を襲わせることもできる」
『っ！』
稀「お前にとって1番避けたい状況だよな。それが嫌なら俺に誓え今後俺からの命令には絶対従うと」
『っく！…はい、"誓います"』
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タケミっちside
稀「それからは従順な奴だったよ。松野のためだけにコイツは組織に染まることを選び、お前の汚れ仕事は全てブラックが引き受けた。どんどん従順になっていくそいつを見るのは滑稽だったよ」
千「テメェふざけるな！！」
稀「最初は汚れ仕事をする度に歪んでいく表情がたまらなかったが、だんだん平気になっていく様を見てやっと組織に染まったと思っていたんだがな…まさか松野たちを助けにここまで来るのは予想外だった。
従順なフリをしてずーっと牙を研ぎ続けていたんだろうな。わざわざ半間と結婚して夫婦のふりをしてまで」
タ「夫婦の…ふり？」
千「…まさか！」
千冬が横たわるブラックの髪を耳にかけると左耳にピアスが装着されている。よく見るとそれは千冬がしているものと同じものだ。
千「なんで…このピアスがここに…」
タ「千冬それって」
千「俺が初めてコイツに渡して、別れた時に投げ返されたものだ」
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〜回想〜
『千冬、私たち別れよう』
千「なんでだよ…」
『君とは馬が合わない。私の仕事を否定する君の正論にはもう飽きたよ。もうあの頃のお綺麗な私じゃないの』
トスッ
千「っ！」
『それ返すわ…そんなもの私の邪魔でしかない。さよなら千冬』
それは雪の降りしきる日の出来事だった。
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四季(プロフ) - 凛華さん» コメント、そして応援してくださりありがとうございます！主人公ちゃんは少し天然系の子にしようかなっと思っていたので「好き」と言ってくださり嬉しいです！！これからも面白い話が展開できるように頑張ります。 (2021年10月26日 23時) (
レス) @page46 id: 1517a615a4 (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 夢主って天然なのか...... そんなところも好きです。作者様のこともずっと応援してます。 (2021年10月26日 22時) (レス) @page46 id: d9f5c52c29 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - 凛華さん» 完全無欠だと千冬の男が廃ってしまうので彼の前だけは普通の女の子にしてみました！読んでくださる方が主人公ちゃんをどう思っているのかお聞きする機会がないので具体的に聞けて嬉しいです！ (2021年9月27日 21時) (レス) id: 1517a615a4 (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 四季さん» 主人公に惚れたポイントは、芯が強い所、千冬には弱い所です。完全無欠でない方が逆に惹かれます。 (2021年9月27日 13時) (レス) id: 77a139d8e9 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - 凛華さん» 凛華さんコメントありがとうございます。東リベの小説が沢山ある中私の作品が一番好きだと言ってくださり、嬉しすぎて号泣してしまいました(´；ω；`)男勝りなところもある主人公ちゃんをこれからも応援してあげてください！ (2021年9月26日 13時) (レス) id: 1517a615a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四季 | 作成日時：2021年9月6日 12時
