銃口 ページ23
タケミっちside
稀咲はナイフの刺さった腕を抑えながらブラックさんを睨みつける。
稀「お前には東卍旧メンバーの処分を任せたはずだぞ」
『あれーそんな事言ってましたっけ？』
稀「とぼけたことを言うな！お前の仕事は命令通りに邪魔者を暗殺することだ。その役目もまともに出来ないようであれば俺がこの手で始末してやる」
稀咲は懐から一丁の拳銃を取り出しブラックさんに構える。
『そんな状態で私をちゃんと狙えます？なんなら近づいてあげましょうか？』
稀咲を煽るようにブラックさんが言う。しかし、その言葉稀咲は苛立つことなく静かに言った。
稀「その必要はない」
その瞬間稀咲は銃口をブラックさんから千冬へと向け引き金を引いた。
バンッ
目の前に血飛沫が舞う。
タ「ブラックさん！」
稀崎が銃口を千冬に向けた瞬間ブラックさんは持っていた刀身を捨て千冬の前に立ち、彼を庇うようにして銃弾を頭部に受けたのだ。
倒れた彼女の頭からは血が流れ、床が赤く染まっていく。
千「A！！」
稀「だから言っただろう その必要はないと。松野千冬に危害が加わると感じれば確実にそいつは守りに来るだろうと思っていた」
千冬は倒れたブラックさんを抱き抱え彼女の身体を揺する。
千「A ！！A！！」
『…ち、ふゆ……っ、ごめん…ね…』
その言葉を最期にブラックさんは動かなくなった。
千「…A？おい、A！A！！」
いくら千冬が呼びかけてもブラックさんは反応しない。
稀「こんな奴を庇って死ぬなんて最期まで哀れな奴だ。素直に組織の為に尽くせば良かったというのに」
千「ふざけるな！お前のせいでコイツはと自分の手を幾度も汚すハメになったんだぞ！！」
稀「勘違いするなよ松野千冬。コイツが引き受けた仕事は全て"お前"が担う事になっていた仕事だったんだぞ？」
千・タ「「！？」」
稀咲から放たれた衝撃的な言葉に俺も千冬も驚く。
稀「ちょうどいい死ぬ前に話しておいてやろう。コイツは俺との"誓い"の元、暗殺をしていただけだ」
タ「誓い…？」
稀「松野千冬。俺はお前たちが付き合っていることを知っていたぞ」
千「！？」
稀「お前たちは俺にバレないように隠していたつもりだろうが無駄なことだったな。死神は俺にとって計画を阻む邪魔な存在だった。だが、服従させれば大きな武器になる。
そこで俺はお前を使って死神を脅し、取引をした。アイツは素直に応じてくれたよ 大事な恋人の為にな」
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四季(プロフ) - 凛華さん» コメント、そして応援してくださりありがとうございます！主人公ちゃんは少し天然系の子にしようかなっと思っていたので「好き」と言ってくださり嬉しいです！！これからも面白い話が展開できるように頑張ります。 (2021年10月26日 23時) (
レス) @page46 id: 1517a615a4 (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 夢主って天然なのか...... そんなところも好きです。作者様のこともずっと応援してます。 (2021年10月26日 22時) (レス) @page46 id: d9f5c52c29 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - 凛華さん» 完全無欠だと千冬の男が廃ってしまうので彼の前だけは普通の女の子にしてみました！読んでくださる方が主人公ちゃんをどう思っているのかお聞きする機会がないので具体的に聞けて嬉しいです！ (2021年9月27日 21時) (レス) id: 1517a615a4 (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 四季さん» 主人公に惚れたポイントは、芯が強い所、千冬には弱い所です。完全無欠でない方が逆に惹かれます。 (2021年9月27日 13時) (レス) id: 77a139d8e9 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - 凛華さん» 凛華さんコメントありがとうございます。東リベの小説が沢山ある中私の作品が一番好きだと言ってくださり、嬉しすぎて号泣してしまいました(´；ω；`)男勝りなところもある主人公ちゃんをこれからも応援してあげてください！ (2021年9月26日 13時) (レス) id: 1517a615a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四季 | 作成日時：2021年9月6日 12時
