よそよそしい ページ14
『お待たせま松野君！』
千「そんなに待ってねぇから慌てなくていいぞ」
集会が開かれる日、怪我でまだ歩けない私のために松野君に迎えに来てくれていた。
千「足具合どうだ？」
『まだ痛み止め飲んでないといけないけど、松葉杖にも慣れてきたし、大丈夫だよ！』
千「そっか、でも無理はすんなよ。じゃあ黒川さん、新條さんお預かりします」
師「はい。くれぐれもその子が無理をしないように見張ってやってください」
千「はい！」
『では師範行ってきます』
私は松野君のバイクに乗って集会所へと向かった。
集会所へ行くといつものようにザワザワとしている。この感じ久しぶりだ。
卍「あれ…ブラックさんじゃね？」
卍「ブラックだな」
卍「もう怪我は大丈夫なのか？」
久しぶりのはずなのになんだかみんながよそよそしい。前なら軽い冗談を言ってくれたのに今日は誰も話しかけて来ない。なんでだろう？
『松野君何か私変かな？なんかみんながよそよそしいように感じるんだけど…』
千「違うよ新條さん。今日は前と違う髪型だし、
"女"の姿で来た新條さんにどう接したらいいか分かんねーんだと思う」
そっか。私女だってバレたんだった。あの抗争で隊服もボロボロになってしまったし、なるべく隊服に近づけるために黒いパーカー着てきたけど、やっぱり女だったらみんな近寄りがたくなるのかな…
少し残念に思いつつ、松野君に支えてもらいながら歩く。
ド「おっ！ブラック久しぶりだな」
『ドラケンさんお久しぶりです』
ド「その姿のお前と会うのは初めてかもしれねぇな。こうして見ると本当に女だったんだな笑」
ドラケンさんがわしゃわしゃと私の頭を撫でる。
『もう、やめてくださいよ！それにもともと女ですよ！ってうわぁ！！』
ドラケンさんと話していると急に松野君が私を抱きしめてきた。
『ま、松野くん！？どうしたの？？///』
何も言わない松野君はじっとドラケンさんを見つめる。彼の髪の毛が頬にあたってくすぐったい。
ド「悪りぃ悪りぃ。別にお前の嫁を取ろうなんて思ってねーから安心しろ笑」
『よ、嫁！？』
ドラケンさんが笑いながら私から離れる。相変わらず松野君は私にくっついたまま離れない。
すると後ろからザワザワと騒がしくなる。
ド「へー。似合ってねぇなぁお前笑」
タ「ですよね！着せられてる感半端ねーっス」
そこには新しい隊服を身にまとったタケミチ君が立っていた。
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四季(プロフ) - 凛華さん» コメント、そして応援してくださりありがとうございます！主人公ちゃんは少し天然系の子にしようかなっと思っていたので「好き」と言ってくださり嬉しいです！！これからも面白い話が展開できるように頑張ります。 (2021年10月26日 23時) (
レス) @page46 id: 1517a615a4 (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 夢主って天然なのか...... そんなところも好きです。作者様のこともずっと応援してます。 (2021年10月26日 22時) (レス) @page46 id: d9f5c52c29 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - 凛華さん» 完全無欠だと千冬の男が廃ってしまうので彼の前だけは普通の女の子にしてみました！読んでくださる方が主人公ちゃんをどう思っているのかお聞きする機会がないので具体的に聞けて嬉しいです！ (2021年9月27日 21時) (レス) id: 1517a615a4 (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 四季さん» 主人公に惚れたポイントは、芯が強い所、千冬には弱い所です。完全無欠でない方が逆に惹かれます。 (2021年9月27日 13時) (レス) id: 77a139d8e9 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - 凛華さん» 凛華さんコメントありがとうございます。東リベの小説が沢山ある中私の作品が一番好きだと言ってくださり、嬉しすぎて号泣してしまいました(´；ω；`)男勝りなところもある主人公ちゃんをこれからも応援してあげてください！ (2021年9月26日 13時) (レス) id: 1517a615a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四季 | 作成日時：2021年9月6日 12時
